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    <title>風のあしあと</title>
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    <updated>2012-02-01T18:24:31Z</updated>
    
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    <title>父の喜寿祝い - 一条真也の「真心」コラム</title>
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    <published>2012-02-01T01:27:44Z</published>
    <updated>2012-02-01T10:27:44Z</updated>

    <summary>父の喜寿祝い〜神に近づいていく「神化」〜一条真也の「真心」コラムVol.40～一条真也　毎日＠葬儀　風のあしあと</summary>
    <author>
        <name>風のあしあと事務局</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kazenoashiato.jp/column03/">
        <![CDATA[<p>こんにちは、一条真也です。  </p>

<p>先日、サンレーグループ会長である父・佐久間進の「喜寿」の祝いが行われました。 <br />
まず、ホテルで社外のお客さまを招待して「喜寿を祝う会」を開催しました。 <br />
最初に、佐久間会長が沖縄の長寿祝いの衣装を着て、舞台に登場。 <br />
まずは、ご参集いただいた方々に御礼の挨拶をしました。 <br />
会長は、「ここまでの人生を振り返ると、どこに行っても大変でした。何を始めても大変でした。  そして、いくつになっても大変です。でも、すべてを陽にとらえて、これからも精一杯に生きていきます。今が一番幸せです！」と語っていました。また、ご参集下さった多くのみなさんから喜寿を祝っていただく「縁」を得たことに心からの感謝の言葉を述べました。 <br />
そして、幸せになるための「はひふへほ」の法則について語りました。すなわち、「半分でいい」「人並みでいい」「普通でいい」「平凡でいい」「ほどほどでいい」の心です。 <br />
また、「縁」「援」「宴」「園」「円」の5つの「エン」の重要性についても説きました。 <br />
続いて、わたしが挨拶しました。わたしは、「父の喜寿をお祝いいただき、佐久間家の長男として心より御礼を申し上げます」と述べました。 <br />
それから、来賓を代表して京都大学こころの未来研究センター教授の鎌田東二先生が挨拶をされました。鎌田先生は「佐久間会長は國學院の先輩です。折口信夫らが理論国学者だとしたら、佐久間会長は応用国学者だと思います。先程の『はひふへほ』の法則といい、わかりやすい説明と実践には感服しております」と述べられ、それから祝いの法螺貝を吹いていただきました。  </p>

<p>じつは、家族での喜寿祝いは、昨年の夏に行いました。 <br />
帰省している長女が加わったわたしの家族も揃って出席しました。 <br />
弟の家族も集まり、久々にファミリー全員集合となりました。 <br />
日本には、長寿祝いというものがあります。 <br />
61歳の「還暦」、70歳の「古稀」、77歳の「喜寿」、80歳の「傘寿」、88歳の「米寿」、90歳の「卒寿」、99歳の「白寿」、などです。そのいわれは、次の通りです。 <br />
還暦は、生まれ年と同じ干支の年を迎えることから暦に還るという。 <br />
古稀は、杜甫の詩である「人生七十古来稀也」に由来。 <br />
喜寿は、喜の草書体が「七十七」に似ている。 <br />
傘寿は、傘の略字が「八十」に通じる。 <br />
米寿は、八十八が「米」の字に通じる。 <br />
卒寿は、卒の略字の「卆」が九十に通じる。 <br />
そして白寿は、「百」から「一」をとると、字は「白」になり、数は99になるわけです。 <br />
父は大の沖縄好きで、よく那覇や石垣島を訪れています。 <br />
沖縄の人々は「生年祝い」としてさらに長寿を盛大に祝います。 <br />
わたしは長寿祝いにしろ生年祝いにしろ、今でも「老い」をネガティブにとらえる者が多い現代において、非常に重要な意義を持つと思っています。 <br />
それらは、高齢者が厳しい生物的競争を勝ち抜いてきた人生の勝利者であり、神に近い人間であるのだということを人々にくっきりとした形で見せてくれるからです。 <br />
そう、それは大いなる「老い」の祝宴なのです。 <br />
神道は、「老い」というものを神に近づく状態としてとらえています。 <br />
神への最短距離にいる人間のことを「翁」と呼びます。 <br />
また7歳以下の子どもは「童」と呼ばれ、神の子とされます。 <br />
つまり、人生の両端にあたる高齢者と子どもが神に近く、それゆえに神に近づく「老い」は価値を持っている。だから、高齢者はいつでも尊敬される存在であると言えます。 <br />
アイヌの人々は、高齢者の言うことがだんだんとわかりにくくなっても、老人ぼけとか痴呆などとは言いません。高齢者が神の世界に近づいていくので、「神用語」を話すようになり、そのために一般の人間にはわからなくなるのだと考えるそうです。 <br />
これほど「老い」をめでたい祝いととらえるポジティブな考え方があるでしょうか。 「老い」とは人生のグランドステージを一段ずつ上がっていって翁として神に近づいていく「神化」に他ならないのです。 <br />
かつて、古代ギリシャの哲学者であるソクラテスは、「哲学とは、死の学びである」と言いましたが、「死の学び」である哲学の実践として2つの方法があると思います。 <br />
１つは、他人のお葬式に参列することです。 <br />
もう１つは、自分の長寿を祝ってもらうことです。 <br />
神に近づくことは死に近づくことであり、長寿祝いを重ねていくことによって、人は死を想い、死ぬ覚悟を固めていくことができます。もちろん、それは自殺とかいった問題とはまったく無縁であり、あくまでもポジティブな「死」の覚悟です。 <br />
人は長寿祝いで自らの「老い」を祝われるとき、祝ってくれる人々への感謝の心とともに、いずれ一個の生物として自分は必ず死ぬのだという運命を受け入れる覚悟を持つ。 <br />
また、翁となった自分は、死後、ついに神となって愛する子孫たちを守っていくのだという覚悟を持つ。祝宴のなごやかな空気のなかで、高齢者にそういった覚悟を自然に与える力が、長寿祝いにはあります。 <br />
そういった意味で、長寿祝いとは生前葬でもあります。 <br />
冠婚葬祭業界の中でも、特にわが社はこれまで長寿祝いに力を入れてきました。 <br />
わたしは、この長寿祝いという、「老い」から「死」へ向かう人間を励まし続ける心ゆたかな文化を、ぜひ世界中に発信したいと思っています。 <br />
東日本大震災以来、「家族」の大切さが見直されています。 <br />
このように長寿祝いを開くことは、「血縁」の絆を強く結び直すためにも大切ではないかと思います。  </p>

<p class="columnist">作家：<a href="http://www.ichijyo-shinya.com/" target="_blank">一条真也</a></p>
<h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">書籍のご紹介</span></h3>
<p>
<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%B8-3-11-%E3%81%9D%E3%81%AE%E6%82%B2%E3%81%97%E3%81%BF%E3%82%92%E4%B9%97%E3%82%8A%E8%B6%8A%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB-%E4%B8%80%E6%9D%A1%E7%9C%9F%E4%B9%9F/dp/4333025257/ref=sr_1_56?ie=UTF8&qid=1322917358&sr=8-56" target="_blank">『のこされた　あなたへ〜3.11 その悲しみを乗り越えるために』（佼成出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/隣人の時代――有縁社会のつくり方-一条-真也/dp/4883205290/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1300163525&sr=8-1" target="_blank">『隣人の時代〜有縁社会のつくり方』（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/葬式は必要-一条-真也/dp/4575153532/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640046&sr=8-1" target="_blank">『葬式は必要！〜最期の儀式に迷う日本人のために』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/先祖と暮らす（仮）-双葉新書（１０）-一条-真也/dp/4575153591" target="_blank">『ご先祖さまとのつきあい方～お盆、お彼岸、墓参り、そして無縁社会を乗り越える生き方』（双葉新書）</a><br />
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<a href="http://www.amazon.co.jp/ロマンティック・デス―月を見よ、死を想え-一条-真也/dp/4344406761/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802890&sr=1-1" target="_blank">『ロマンティック・デス～月を見よ、死を想え』　（幻冬舎文庫）</a><br />
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<a href="http://www.amazon.co.jp/世界をつくった八大聖人-人類の教師たちのメッセージ-一条-真也/dp/4569699391/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1208108381&sr=8-1" target="_blank">『世界をつくった八大聖人～人類の教師たちのメッセージ』　（PHP新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/面白いぞ人間学-人生の糧になる101冊の本-一条-真也/dp/4884747917/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『面白いぞ人間学～人生の糧になる101冊の本』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/人間関係を良くする17の魔法-一条-真也/dp/4884748387/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1232896842&sr=8-1" target="_blank">『人間関係を良くする17の魔法』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/涙は世界で一番小さな海―「幸福」と「死」を考える、大人の童話の読み方-一条-真也/dp/4883204855/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1257588961&sr=1-1" target="_blank">『涙は世界で一番小さな海～「幸福」と「死」を考える、大人の童 話の読み方』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/茶をたのしむ―ハートフルティーのすすめ-日本人の癒し-1/dp/4774510971/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1197822451&sr=8-1" target="_blank">『茶をたのしむ～ハートフルティーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/花をたのしむ-―ハートフルフラワーのすすめ-日本人の癒し2-一条-真也/dp/4774511862/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1236609278&sr=1-1" target="_blank">『花をたのしむ～ハートフルフラワーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/灯をたのしむ-―ハートフルライティングのすすめ-日本人の癒し3-一条-真也/dp/4774512133/ref=sr_1_1/375-3301007-2847505?ie=UTF8&s=books&qid=1252520205&sr=1-1" target="_blank">『灯をたのしむ～ハートフルライティングのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/香をたのしむ-―ハートフルフレグランスのすすめ-日本人の癒し4-一条-真也/dp/4774512257/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1260804533&sr=1-1" target="_blank">『香をたのしむ～ハートフルフレグランスのすすめ』　（現代書林）</a><br />
</p>
]]>
        

    </content>
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    <title>正月のひみつ - 一条真也の「真心」コラム</title>
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    <id>tag:www.kazenoashiato.jp,2012:/column03//7.183</id>

    <published>2012-01-15T06:34:48Z</published>
    <updated>2012-01-15T15:34:48Z</updated>

    <summary>正月のひみつ〜もうひとつの意味〜一条真也の「真心」コラムVol.39～一条真也　毎日＠葬儀　風のあしあと</summary>
    <author>
        <name>風のあしあと事務局</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kazenoashiato.jp/column03/">
        <![CDATA[<p>あけまして、おめでとうございます。一条真也です。 <br />
今年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。 <br />
前回のコラムで「クリスマスは死者の祭り」と書いたら、驚かれた方が多かったようですが、正月もまた死者の祭りという側面があるのをご存じですか？ <br />
わたしたち日本人にとって、正月に初日の出を拝みに行ったり、有名な神社仏閣に初詣でに行くのは、いたって見慣れた、当たり前の光景です。 <br />
これらの行事は日本の古くからの伝統だと思われがちですが、実のところ、初日の出も初詣でも、いずれも明治以降に形成された、新たな国民行事と呼べるものです。 <br />
それ以前の正月元旦は、家族とともに、「年神」（歳徳神）を迎えるため、家のなかに慎み籠って、これを静かに待つ日でした。 <br />
民俗学では、この年神とは、もとは先祖の霊の融合体ともいえる「祖霊」であったとされています。 <br />
本来、正月は盆と同様に祖霊祭祀の機会であったことは、お隣の中国や韓国の正月行事を見ても容易に理解できるでしょう。 <br />
つまり、正月とは死者のための祭りなのです。 <br />
日本の場合、仏教の深い関与で、盆が死者を祀る日として凶礼化する一方、それとの対照で、正月が極端に「めでたさ」の追求される吉礼に変化したというのは、日本民俗学の父である柳田國男の説です。 <br />
しかし祖霊を祀るという意味が忘れられると、年神は陰陽道の影響もあって、年の初めに一年の幸福をもたらす福神と見なされていきます。 <br />
江戸時代の半ばまでは、その福神としての年神を、家の中に正月棚（年棚・歳徳棚）を設け、これを忌み籠って迎えていましたが、こうした忌みの感覚が弱くなっていった大都市では、自ら方角の良い方向（恵方・あきの方）にある社寺に出向いて、その福にあやかろうとする恵方参りへと変化します。 <br />
この江戸期後半に流行した恵方参りは、必ずしも元旦に行なうものでなく、またその社寺の最初の縁日に、初参りを行なう場合もありました。 <br />
近代に至って、太陰暦から太陽暦に改暦されると、同じ年の改まる機会であった立春、つまり節分の重要性が低下する一方、元旦がその重みを増して、年の初めとしての「めでたさ」がより強調され、初詣での習慣が成立していきました。 <br />
初日の出も、１８世紀後半に江戸庶民の物見遊山から起こった行事です。 <br />
近代になると、日本が世界の極東に位置すること、日の丸や太陽暦を用いることなどから、旭日つまり昇る太陽が、めでたさの最たるものとしてとらえられました。 <br />
また明治時代の日本が日清戦争・日露戦争に勝利した旭日昇天の勢いの国家であると自負されて、初日の出は国家の繁栄を祈願する厳粛な行事に高められていったのでした。 <br />
必ずしも伝統的ではなかったものが、まるで古来から連綿と続いてきた「伝統」であるかのように位置づけられたわけで、初日の出を拝む習慣は「創られた伝統」の一例であると言えるでしょう。 <br />
これには近代交通の発達やマスメディアの影響なども考慮されなければなりません。たとえばＮＨＫの「紅白歌合戦」のすぐ後に「ゆく年くる年」というテレビ中継があります。この番組で、除夜の鐘を鳴らす寺院の静寂が、午前零時を過ぎ、一転して参拝客で賑わう初詣での光景が放映されるようになると、私たちはこれでしか年の変わり目を意識できなくなっていきます。  　
若い人などには、ジャニーズなどのカウントダウン・ライブを観ないと、年の変わり目を意識できない人も多いですね。 <br />
「皆がやっていること」と同じ行為をすること、つまりは「想像の共同体」との関わりを持つことで、伝統らしさに浸ることが可能となったのです。 <br />
紅白やカウントダウン・ライブを観ないと、年の暮れを迎えた感じがしないというのと同様に、こうした現象は、村に代表される共同体からの規制から解き放たれてしまった近代日本人が生み出した、それなりの聖なる演出なのだと言えるでしょう。  </p>

<p>正月に代表される年中行事は日本人の暮らしの節目であり、人生の節目でした。 <br />
わたしたちは、そこに美しさや安らぎを感じ、そこで感謝や祈りを学んだのです。 <br />
考えてみれば、なんと豊かな精神文化でしょうか！ <br />
また、年中行事の背景には、共通して「時間を大切にする」思想があるように思います。 <br />
人間は時の流れに区切りをつけ、時間の存在を意識することのできる存在です。 <br />
無限の過去から無限の未来に向かって続いている時間は、区切らなければ認識できません。 <br />
時間を小刻みに刻み、時計やカレンダーを発明して、人間は時間を目で見ることができるようにしたのです。他の動物と違い、人間のみが時間を意識できるのであり、人間は「時間的動物」であると言ってもよいでしょう。区切ることによって時間は認識され、時間意識が高まる。時間を大切にし、時間を有効に活用するようになる。また時間は区切ることで、目標が決まり、生活が計画的となります。だから、ある意味で時間にしばられ、時間に追われて、行動が活発となるのです。 <br />
今日、人は手帳やスケジュール帳を携帯して行動しています。 <br />
日本人が常に用事に追われ、気ぜわしく行動する習性は、実は年中「時間に追われて」いるからです。時間に追われるのは、時間を小刻みに区切り、節目をつけてきたからです。せっかちでせわしないとの批判を受けつつも、日本の社会の空気がきびきびしているのはこのためです。 <br />
そして、一年の時間の中で最も大きな節目が、暮れと正月の一線です。日本人は何がなんでも、年内に仕事や借金や約束事を片付けて、けじめをつけなければ気がすみません。先生まで走り出すという「師走」の多忙は、日本人の特性にその原因があると言えるでしょう。狩猟や遊牧の民は、時間に追われることなく悠然としていて、年の暮れだからといって慌てる必要を感じないからです。 <br />
日本人は日常、今日は大安吉日だ、友引だ、今年は酉年だ、戌年だと、時間に意味を与え、色づけして暮らしてきました。さらに、60年たったら還暦で元に戻る。 <br />
生きている一生の時間を、縁起をかつぎ、意味を与えて大切にすごしてきました。 <br />
これが時間民族、けじめ民族の特性です。これに対して、欧米人のように時間を物理的にしか認めなかったら、どんなに味気ない一生になることでしょう。 <br />
日本人の心を豊かにする年中行事と通過儀礼の重要性を再確認しようではありませんか。    </p>

<p class="columnist">作家：<a href="http://www.ichijyo-shinya.com/" target="_blank">一条真也</a></p>
<h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">書籍のご紹介</span></h3>
<p>
<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%B8-3-11-%E3%81%9D%E3%81%AE%E6%82%B2%E3%81%97%E3%81%BF%E3%82%92%E4%B9%97%E3%82%8A%E8%B6%8A%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB-%E4%B8%80%E6%9D%A1%E7%9C%9F%E4%B9%9F/dp/4333025257/ref=sr_1_56?ie=UTF8&qid=1322917358&sr=8-56" target="_blank">『のこされた　あなたへ〜3.11 その悲しみを乗り越えるために』（佼成出版社）</a><br />
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<a href="http://www.amazon.co.jp/ロマンティック・デス―月を見よ、死を想え-一条-真也/dp/4344406761/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802890&sr=1-1" target="_blank">『ロマンティック・デス～月を見よ、死を想え』　（幻冬舎文庫）</a><br />
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<a href="http://www.amazon.co.jp/%8D%C5%8A%FA%82%CC%83Z%83%8C%83%82%83j%81%5B-~%83%81%83%82%83%8A%83A%83%8B%83X%83%5E%83b%83t%82%AA%8C%A9%82%BD%81A%8A%B4%93%AE%82%CC%8E%C0%98b%8FW~-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4569773109/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=12525124" target="_blank">『最期のセレモニー～メモリアルスタッフが見た、感動の実話集』　（PHP研究所）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/むすびびと―こころの仕事-一条-真也/dp/4883204804/ref=sr_1_36?ie=UTF8&s=books&qid=1253385324&sr=1-36" target="_blank">『むすびびと～こころの仕事』　（三五館）</a><br />
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<a href="http://www.amazon.co.jp/世界をつくった八大聖人-人類の教師たちのメッセージ-一条-真也/dp/4569699391/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1208108381&sr=8-1" target="_blank">『世界をつくった八大聖人～人類の教師たちのメッセージ』　（PHP新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/面白いぞ人間学-人生の糧になる101冊の本-一条-真也/dp/4884747917/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『面白いぞ人間学～人生の糧になる101冊の本』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/人間関係を良くする17の魔法-一条-真也/dp/4884748387/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1232896842&sr=8-1" target="_blank">『人間関係を良くする17の魔法』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/涙は世界で一番小さな海―「幸福」と「死」を考える、大人の童話の読み方-一条-真也/dp/4883204855/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1257588961&sr=1-1" target="_blank">『涙は世界で一番小さな海～「幸福」と「死」を考える、大人の童 話の読み方』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/茶をたのしむ―ハートフルティーのすすめ-日本人の癒し-1/dp/4774510971/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1197822451&sr=8-1" target="_blank">『茶をたのしむ～ハートフルティーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/花をたのしむ-―ハートフルフラワーのすすめ-日本人の癒し2-一条-真也/dp/4774511862/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1236609278&sr=1-1" target="_blank">『花をたのしむ～ハートフルフラワーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/灯をたのしむ-―ハートフルライティングのすすめ-日本人の癒し3-一条-真也/dp/4774512133/ref=sr_1_1/375-3301007-2847505?ie=UTF8&s=books&qid=1252520205&sr=1-1" target="_blank">『灯をたのしむ～ハートフルライティングのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/香をたのしむ-―ハートフルフレグランスのすすめ-日本人の癒し4-一条-真也/dp/4774512257/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1260804533&sr=1-1" target="_blank">『香をたのしむ～ハートフルフレグランスのすすめ』　（現代書林）</a><br />
</p>
]]>
        

    </content>
</entry>

<entry>
    <title>森田光德さんを偲ぶ「あの人との思い出」 - 嵯峨聖子の【言の葉おくりびと】</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kazenoashiato.jp/special/120101/" />
    <id>tag:www.kazenoashiato.jp,2012:/special//2.181</id>

    <published>2012-01-01T10:41:57Z</published>
    <updated>2012-01-01T19:41:57Z</updated>

    <summary>嵯峨聖子の【言の葉おくりびと】～森田光德さんを偲ぶ～「あの人との思い出」</summary>
    <author>
        <name>風のあしあと事務局</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kazenoashiato.jp/special/">
        <![CDATA[<div class="specialArticle">
<div class="volTitle"><h2 class="titleArticle">笑顔が齎した様々なご縁．．．．</h2>
</div><!-- /volTitle -->
<p>
『青いお空がほしいのね～～～　飛ばしてごらん！　シャボン玉』<br />
軽やかなメロディと共に毎日お茶の間に届けられる『シャボン玉石けん』のテレビCM曲。<br />
1975年に制作された当時から四半世紀以上たった今でも　そのCMは変わらず流され、<br />
いつしか耳に馴染み、誰しもが口ずさんでいたフレーズ・・・でも、この言葉の中には<br />
多くの意味と熱い思いが込められている事をどれだけの方がご存知でしょうか？<br />
そして、この曲の作詞をされたのは『シャボン玉石けん』をこの世に広く伝えた創始者、<br />
森田光德前会長、その人なのです。<br />
<br />
<img alt="moritasan02.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/moritasan02.jpg" width="350" height="270" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
森田光德氏「シャボン玉石けん」元代表取締役社長<br />
2007年9月17日死去（享年76歳）<br />
<br />
今年の夏、私は数年前から親しくさせて頂いている、タレントで俳優の山田雅人さんの<br />
ライブに足を運びました。そのライブは"語り"・・・・<br />
山田さんは3年程前から自らが取材し演出し、そして"語る"という舞台をご自身の<br />
ライフワークにしていらっしゃいます。その題材は時には野球選手、マラソン選手、<br />
そして山田さんの恩師でもあるという喜劇俳優など、様々な著名人の方々・・・<br />
「次の世にも語り継いでゆかなければ・・・」と思う人々を山田さんは"語り"という<br />
形で表現されているのです。今ではその"語り"の人物は50人余りいらっしゃるそうです。<br />
そして、今夏、その題材にされていた方は『森田光德氏』。<br />
名前は聞いても存じ上げない方でしたが、『シャボン玉』というネーミングとそのCM曲を<br />
聞けば「誰もが昔から知っている・・・」　そんな『シャボン玉石けん』と共に生きた<br />
森田光德氏の生きた軌跡と素敵なエピソードを山田雅人さんからのお話も伺い、書かせて<br />
頂こうと思いました。<br />
<br />
<img alt="moritasan16.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/moritasan16.jpg" width="400" height="213" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
山田さんと森田光德さんの出会いは13年前、お仕事関係の知人のご紹介でした。<br />
テレビドラマ『渡る世間は鬼ばかり』に山田さんが出演していた頃です。<br />
初対面から意気投合し、会食の後はそのまま　森田氏の奥様も伴ってカラオケへ。<br />
年齢も職種も異なるおふたり・・・けれど、どんな人と垣根を作らず、誰とでも<br />
分け隔てなくお付き合いをされる森田氏。そんな人柄に魅了され山田さんはその後も<br />
度々、森田氏の元へ訪ねるなどし、そのご縁を深めていきました。そして　山田さんは、<br />
森田光德氏が語るその言動からいくつかの教訓を学んだというのです。<br />
<br />
<img alt="moritasan03.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/moritasan03.jpg" width="350" height="331" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
そのひとつは、『笑顔』<br />
笑顔の大切さ、笑顔でいる事の意味、森田氏は常日頃『笑顔』の素晴らしさを実践していました。<br />
格言のひとつにある『一笑一若　一怒一老』。一つ笑えば一つ若返る。逆に、一つ怒れば<br />
一つ老いるという意味。森田氏が老いを自覚し始めた50代の頃、仕事上で打つ手が叶わず、<br />
イライラが募るばかりの時、あえて怒りを表に出さず笑顔を絶やさないように勤めたそうです。<br />
そして、こんな時にも・・・。仕事上の運転資金の借りるため銀行に融資を申し出る際の事です。<br />
森田氏は鏡の前で笑顔の練習をして銀行に出かけたそうです。<br />
「『シャボン玉』はもう少しで売れるようになりますから」<br />
「ちょっと貸してもらえれば、もっと元気になりますよ」<br />
そう願い出ながらも笑顔は欠かさずにいたといいます。<br />
人前ではどんな時も笑顔を貫いた森田氏、そんな心掛けが幸いしたのか、<br />
融資を断られたことは一度もありませんでした。笑顔でいることの意味、重要性・・・<br />
暗い表情でいる人に対して、人はどんな感情を持つでしょうか。<br />
「この人は自信を失っている」不信感を持たれるのが関の山・・・<br />
仮にたとえ同じ状況であっても笑顔であれば「応援しよう」と前向きになれるというのです。<br />
森田氏は自身が経験したそんな体験話を山田雅人さんにも話したそうです。<br />
「笑顔は大事、笑顔でいる人には安心も出来る。けれど、<br />
　その逆で不安がっている人には、人は集まらないだろう？」<br />
おそらく芸道の道でも同じ事です。すべての事柄に通じる事かも知れません。<br />
生きる世界は違えども、その『笑顔』の大切さの持つ意味は同じだろうと話をされたのです。<br />
<br />
<img alt="moritasan04.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/moritasan04.jpg" width="350" height="280" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
<br />
<div class="wrapMgTop20"><h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">森田光德さん</span><span class="fontLM">1931年(昭和6年)〜2007年(平成19年)</span></h3>
<div class="boxPart1"><div class="pic"><img alt="20111222.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/20111222.jpg" width="140" height="140" class="mt-image-none" style="" /></div><div class="text"><h4><strong>森田光德</strong></h4><p>出身地：福岡県<br />
<br />
1931年7月15日～2007年9月17日　（享年76歳）<br />
 <br />
1931年7月　福岡県若松市(現北九州市若松区)　生まれ<br />
1950年4月　学習院大学文政学部入学<br />
　　　　　　　　　当時の皇太子様とクラスメートに。<br />
1964年3月　当時の森田商店社長に就任。<br />
1971年4月　国鉄（JR）から無添加の石けんの注文受注。<br />
1971年4月　「石けん96％、水分5％」の無添加石けん誕生<br />
1974年8月　一大決心し、無添加の石けんの製造、発売に<br />
　　　　　　　　　切り替える。<br />
1975年3月　シャボン玉粉石けん発売<br />
1975年4月　シンボルマーク「シャボンちゃん」誕生<br />
　　　　　5月　固形石けん発売「（株）シャボン玉本舗」設立<br />
1987年5月　新工場落成に伴い、「シャボン玉石けん（株）」に<br />
　　　　　　　　　社名変更<br />
2007年3月　取締役社長退任、相談役就任。<br />
　　　　　　　　　長男 森田隼人氏が社長に就任。<br />
　　　　　9月　森田光德会長死去<br />
2010年2月　創業100周年を迎える<br />
<br />
</p></div><!-- /text --></div><!-- /boxPart1 --></div><!-- /wrapMgTop20 --><div class="wrapMgTop20"><div class="volTitle">
　<h2 class="titleArticle">守り続ける強さ・・・</h2></div><!-- /volTitle --></div><!-- /wrapMgTop20 --><p>
<br />
少し、余談になりますが、私の携帯メールの着信メロディは『スマイル』です。<br />
チャップリンが作曲し、1936年の映画『モダン・タイムス』で使用されていた曲。<br />
「何故この曲にしたのか・・・」そこにはこんなストーリーがあります。<br />
今からちょうど10年前、ニューヨークで起きた9.11のNY同時多発テロ事件の際、<br />
取材で現地に訪れたときの事です。事件直後NYは、今年の3.11東日本大震災のように<br />
街中が悲しみにくれていました。そんな時、思いがけなく現地で耳にした音楽、それが<br />
『スマイル』でした。「今はこんなに悲しく辛いけれど、こんな時だから笑顔でいよう。<br />
そうすれば、やがて本当の笑顔になれる日が、きっと来るから・・・」流れて来たこの曲を<br />
聞くNY市民は涙を流しながらも必死で笑顔を作ろうとしていました。私もその意味を理解すると<br />
共にNY市民の痛みも感じ、もらい泣きしながら笑顔でいることのパワーと意味を考えていました。<br />
忘れてはならない世界的なその事件、そして『笑顔』・・・その日以来、私の着メロは、<br />
いつも大切なメッセージを『スマイル』と共に届けてくれています。<br />
<br />
<img alt="moritasan18.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/moritasan18.jpg" width="350" height="279" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
今回掲載させて頂いた、いくつかの森田光德氏の表情、そのどれもが心からの『笑顔』に<br />
包まれているように思います。『笑う門には福来る』。昔から伝えられる言葉の意味を<br />
もっと深く受け止め、もう一度『笑顔』を日々実践してみようと思いました。<br />
<br />
そして、森田光德氏が座右の銘にしていた こんな言葉があります。<br />
それは『 好　信　楽 』。「古事記」の中に記されているというこの言葉。<br />
「学問は"好"きでなければならない」「世に役立つと"信"じろ」「"楽"しまないと長続きしない」<br />
『シャボン玉石けん』が売れず失意にあえいでいた時、この言葉が心に染みたそうです。<br />
『シャボン玉石けん』に対する思いも同じ・・・「好み、信じ、楽しまないと長続きしない」<br />
そう感じた森田氏は、それ以降、この素朴な"三文字"を座右の銘にしたそうです。<br />
<br />
<img alt="moritasan01.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/moritasan01.jpg" width="264" height="350" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
今回、記事を書かせて頂くことになり、北九州市にある『シャボン玉石けん』の工場に<br />
足を運ばせて頂きました。博多から列車を乗り継いで約一時間。駅を降りるとそこは、<br />
静かな山々に囲まれた穏やかな町。そこで『シャボン玉せっけん』が作られています。<br />
案内された工場は外観も設備もシンプルで清潔感が漂い空気が澄んでいる感じでした。<br />
工場内部の見学の際には森田光德氏とは60年以上もの付き合いがあったという会社顧問の<br />
井関 巌さんが付き添って下さいました。現在81歳になる井関さんは今でも工場に足を運び、<br />
製造される大きな釜の中の石けんに愛情を持って接し、長年培われたその感性と職人としての<br />
鋭い感覚で、その製造工程をこまめにチェックし、見るだけでなく音や匂い、あるときは舌で舐め、<br />
五感をフルに働かせて生きている石けんの微妙な変化を見極めています。まさに職人ならではの業。<br />
その井関さんの姿は、一個一個のせっけんに対する責任と誇りと心からの愛情を持ち、まるで<br />
我が子を産み育て上げるような表情でした。そして、井関さんはこんな事もお話されていました。<br />
「人の肌に直接触れる石けんだからこそ、触れた人が喜んでくれる石けんを作りたい！」<br />
<br />
<img alt="moritasan12.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/moritasan12.jpg" width="350" height="277" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
その井関さんにも亡き森田氏の思い出話をお伺いしました。<br />
仕事では妥協せず厳しかったけれど、その人柄は愛すべき人・・・<br />
「この人について行こう・・・」井関さんは最後まで 森田氏の生き様に魅了されていたようです。<br />
男が惚れるほどの生き様・・・その森田光德氏の人柄を思わせる こんなエピソードがあります。<br />
<br />
<img alt="moritasan13.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/moritasan13.jpg" width="226" height="360" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
それは高度成長期の1961年頃、森田氏は毎年出来る赤い湿疹に悩まされ続けていました。<br />
皮膚科の先生に診てもらっても原因が分からず薬も効きません。痒みに耐え切れず、様々な<br />
治療を施しますが、効果はなかったのです。そんな時、当時の国鉄（現JR）から機関車を<br />
洗う無添加の粉石けんの注文を受けたのです。「合成洗剤で機関車を洗うと。どうしても<br />
サビが出る。天然油脂で作る純度の高い石けんで試してみたい」というものです。森田氏は、<br />
早速、その高純度の粉石けんの試作品を作り自宅に持ち帰り洗浄試験を兼ね使用してみました。<br />
すると5～6日経ったあと湿疹が治っていったと言うのです。森田氏を長年苦しめていた赤い湿疹は<br />
自社の商品である合成洗剤が原因でした。合成洗剤による皮膚障害は、本や新聞などで知っては<br />
いたものの、まさか、自身がその毒性の対象者であったことに森田氏はショックを受けました。<br />
「悪いとわかっている商品を知らぬ顔をして売るわけにはいかない」<br />
「即刻、合成洗剤の販売はやめなければいけない」でも、当時ドル箱であった合成洗剤を<br />
取扱商品から除けばどういうことになるのか・・・、経営の事を考え、悩み続けたといいます。<br />
けれど、森田氏は社員の反対を押し切り、意を決して無添加石けんの発売に踏み切りました。<br />
結果、月８千万円あった売上は100分の1にまで落ちてしまいました。業績も上がらず、<br />
無謀としか考えられない事態に100人いた従業員は5人になったと言います。そうした背景の中、<br />
1974年『無添加』の製造販売に切り替え、翌年『シャボン玉石けん』が誕生したのでした。<br />
<br />
<img alt="moritasan08.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/moritasan08.jpg" width="350" height="260" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
当時、現代の様に"環境や安心・安全"などはほとんど言われていない時代。<br />
「私の悪戦苦闘の歴史がこのときから始まった」と森田氏が語っているように経営は行き詰まり、<br />
17年の赤字が続いたのです。それでも森田氏はかたくなに「無添加石けん」を作り続けました。<br />
それは、頑固なまでの「安心・安全なものを求めるお客様のために」という信念からでした。<br />
その『信念』を貫くため必死で生きた森田氏は「無添加せっけん」が世間で見向きもされない時、<br />
商品サンプルを1万個も作り、北九州の繁華街で道行く人に手配りし、返信用の葉書きを付け、<br />
使用感を聞いたのだそうです。「石けん素地100％」の「無添加石けん」、そのこだわりは、<br />
環境、大きく言えば、地球環境と人類のためになるから・・・。家庭で使用した石けんカスは、<br />
海や川にいる小魚や微生物のえさになるのです。つまり私達の生活は暮らしを経て再び自然に<br />
還り回りまわっている。だから、一人一人がそれを意識する事で未来の綺麗な水や環境に繋がり、<br />
地球や人を守る事になるのです。それが、『シャボン玉石けん』のこだわりなのです。<br />
<br />
<img alt="moritasan10.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/moritasan10.jpg" width="350" height="313" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
いま、北九州の工場にある社長室では、素敵な笑顔の先代『森田光德氏』の写真が飾られ、<br />
そのお父様の写真の前で、ご長男の現社長、森田隼人さんが、業務に励んでいらっしゃいます。<br />
激動期を乗り切った亡き森田氏は「百周年までは現役で」と、語っていらしたそうです。<br />
<br />
<img alt="moritasan19.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/moritasan19.jpg" width="400" height="314" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
昨年創業百周年を迎えた『シャボン玉せっけん』その轍にはしっかりと見極める目を持った<br />
多くの賛同する方々がいます。「健康な体ときれいな水を守る」を原点に「無添加石けん」を<br />
パイオニア企業として、その素晴らしさを今後も提唱し続けたいと言う現、森田隼人社長。<br />
その販路は現在日本だけでなく、中国、韓国、台湾をはじめとするアジア、さらにはアメリカ、<br />
ヨーロッパの国々やロシアと世界に及んでいるようです。<br />
<br />
どんなに文化や時代が発展しようともけして変えてはいけないもの、守らなくてはいけないもの。<br />
それは、実はいたってシンプルなものなのかも知れません。　"シンプル イズ ベスト"<br />
『シャボン玉石けん』、そして、その道をこだわり抜いた森田光德氏は、その笑顔と共に、<br />
この時代に、石けんを通じて最も大切な"心"を教えてくれてたように思います。<br />
<br />
『青いお空がほしいのね～～～』<br />
そう、それはきっと大人も子供も、世界中の誰もが望んでいるはずだから・・・。<br />
<img alt="moritasan07.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/moritasan07.jpg" width="360" height="281" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
<br />
<div class="wrapMgTop20"><h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">取材協力：山田雅人さんの紹介</span><span class="fontLM"></span></h3>
<div class="boxPart1"><div class="pic"><img alt="20111223.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/20111223.jpg" width="140" height="140" class="mt-image-none" style="" /></div><div class="text"><h4><strong>山田雅人(やまだまさと)</strong></h4><p><br />
1961年1月22日　大阪府出身 <br />
 <br />
大阪学院大学商学部卒業 <br />
 <br />
20歳の時に若井はやと氏に弟子入りし松竹芸能の所属に。 <br />
朝日放送『おはよう朝日です』でテレビ初出演後、 <br />
バラエティ番組などの司会も務める。 <br />
 <br />
ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』には板前役で12年出演他、 <br />
『男はつらいよ』『古畑任三郎』『ナニワ金融道』等、俳優、 <br />
タレント、司会者など、多彩な才能を生かし多方面で活躍。 <br />
 <br />
最近では『かたり』の世界へ目を向け活動の幅を広げている。 <br />
主な語りの作品は、『伝説の天覧試合』『江夏の21球の死球』 <br />
『藤山寛美物語』『津田恒美物語』等、現在で約五十作品。 <br />
今後も語り継ぐべき人々を取材し自身の語りで伝唱してゆく。 <br />
 <br />
<a href="http://yamada-masato.laff.jp" target="_blank">http://yamada-masato.laff.jp</a> <br />
</p></div><!-- /text --></div><!-- /boxPart1 --></div><!-- /wrapMgTop20 -->
<div class="wrapMgTop20">
<h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">嵯峨 聖子のご紹介</span></h3>
<div class="boxPart1"><div class="pic"><img alt="0001.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/0001.jpg" width="120" height="139" class="mt-image-none" style="" /></div><div class="text"><p>3月2日生まれ/A型<br />
文化女子大学　生活造形学科中退<br />
大分県別府市生まれ、兵庫県尼崎市育ち<br />
<br />
ヴォイストレーナーの第一人者である大本恭敬氏を師に持ち、土居甫氏にダンスを伝授された嵯峨聖子は、歌手としてデビューし、全国高等学校サッカー選手権大会歌として、現在も幅広い世代に親しまれている「ふり向くな君は美しい」などを発表。<br />
また「別れても好きな人」でヒットした「ロス・インディオス」の女性二代目ボーカリストとして参加。その後、テレビ番組でのアシスタントやラジオDJを経て、ワイドショーを中心としたリポーターとして活動を始める。<br />
911NY同時多発テロなどの事件、著名人の葬儀、巨人軍のキャンプの中継など、幅広く取材を担当した。<br />
「唄うように語り、語るように唄う」をモットーに、説得力ある魅力的な「声」と「語り口」で人気。<br />
2010年6月より福岡放送『めんたいワイド』の芸能コーナーにレギュラー出演中<br />
趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞、野球観戦、旅行、料理、詩作、絵画。<br />
<br />
嵯峨 聖子ＨＰ
<a href="http://www.sagaseiko.com/" target="_blank">http://www.sagaseiko.com/</a></p>
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    <title>クリスマスとサンタクロース - 一条真也の「真心」コラム</title>
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    <id>tag:www.kazenoashiato.jp,2011:/column03//7.182</id>

    <published>2011-12-15T12:03:07Z</published>
    <updated>2011-12-15T21:03:07Z</updated>

    <summary>クリスマスとサンタクロース～聖なる夜の知られざる過去～一条真也の「真心」コラムVol.38～一条真也　毎日＠葬儀　風のあしあと</summary>
    <author>
        <name>風のあしあと事務局</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kazenoashiato.jp/column03/">
        <![CDATA[<p>こんにちは、一条真也です。  </p>

<p>もうすぐクリスマスですね。 <br />
現在は前日のクリスマス・イヴに押されているとはいえ、イエス・キリストの誕生日として年間最大のイベントとされています。 <br />
世界中の家族や仲間や恋人がこの日を祝います。 <br />
しかし、この日はイエスの本当の誕生日ではないことをご存知ですか。 <br />
紀元後３世紀までのキリスト教徒は、12月25日をクリスマスとして祝ってはいませんでした。 <br />
キリスト教徒は、4世紀の初頭まで、後にキリスト教会の重要な祝日となるこの日に、集まって礼拝することもなく、キリストの誕生を話題にすることもなく、他の日と何の変わりもなく静かに過ごしていました。 <br />
これに対して、同じ頃、まだキリスト教を受け入れていなかったローマ帝国においては、12月25日は太陽崇拝の特別な祝日とされていました。当時、太陽を崇拝するミトラス教が普及しており、その主祭日が「冬至」に当たる12月25日に祝われていたのです。 <br />
そして意外に思われるかもしれませんが、真冬のクリスマスとは、死者の祭りでした。 <br />
冬至の時期、太陽はもっとも力を弱め、人の世界から遠くに去っていきます。 <br />
世界はすべてのバランスを失っていく。そのとき、生者と死者の力関係のバランスの崩壊を利用して、生者の世界には、おびただしい死者の霊が出現することになるのです。 <br />
生者はそこで、訪れた死者の霊を、心を込めてもてなし、贈り物を与えて、彼らが喜んで立ち去るようにしてあげます。そうすると世界には、失われたバランスが回復され、太陽は再び力を取り戻して、春が到来して、凍てついた大地の下にあった生命が、いっせいによみがえりを果たす季節が、また到来してくることになるのです。 <br />
その死者の霊の代理を生者の世界でつとめたのが子どもでした。 <br />
子どもとは霊界に近い存在です。かつてヨーロッパの子どもたちは、真冬の暗闇に飛び出して行き、仲間たちと一隊をつくりました。そして、大人たちの家庭に押しかけては、お菓子やお供物やお金を強要していたのです。 <br />
この子どもたちの行動は大きな批判の的となり、フランス革命の後には規制が加えられるようになりました。
以後、子どもたちはこの季節がやってきても、真冬の暗闇に飛び出して行って、死者の代理人を演じることもなくなりました。 <br />
子どもたちは、暖かい家の中で家族と一緒にくつろぎながら、クリスマス祭を祝うようになったのです。 <br />
それでも大人たちは、子どもたちを通じて死者への贈り物をしなければなりません。 <br />
そこで、サンタクロースの存在が必要となりますが、それは「遠方からやって来るやさしい老人」でなければなりませんでした。 <br />
かつて死者の代理人をつとめた子どもが、今やおとなしく、クリスマスの夜に家にこもっている。 <br />
この子どもに贈り物を渡す仲間には、同じく霊界に近い存在、すなわち老人の存在が必要となる。 <br />
こうして遠い北の国から、体じゅうに死者の霊をまとった、子どもたちにやさしい老人というイメージが生まれてきます。そして、彼はただぶっきらぼうに「ペール・ノエル（クリスマスおじさん）」と呼ばれるよりも、子どもたちの守護聖人である聖ニコラウスの名前を冠した、「サンタクロース」という呼び名のほうがふさわしいのです。 <br />
昔のクリスマスでは、大人は子どもにお供物やお菓子を贈り、そのお返しに、子どもは大人たちの社会に対して来年の豊穣を約束しました。 <br />
現在、大人はサンタクロースというファンタジーを通して、子どもにオモチャやお菓子のプレゼントをします。そしてそのお返しに、子どもは大人に幸福な感情を贈ります。クリスマスにおいて、生者と死者の霊の間には、贈り物を通して霊的なコミュニケーションが発生します。人々は、それによって、心を暖かくする目に見えない力が、自分たちのまわりに出現したことを感じ取ってきたのです。 <br />
おそらくチャールズ・ディケンズが『クリスマス・キャロル』という多くの死者の霊が登場する小説で描きたかったことも、そういうことだったのでしょう。 <br />
このように日本のお盆にも似て、クリスマスとは死者をもてなす祭だったのです。  </p>

<p>クリスマスの主役はといえば、なんといってもサンタクロースです。 <br />
ある意味では、サンタクロースは世界最高の有名人といえるのではないでしょうか。地球上の多くの子どもたちがサンタさんからのプレゼントを心待ちにしています。 <br />
ところで、みなさんは、お子さんやお孫さんから「サンタさんは、いるの？」と聞かれたことはありませんか？
その答えは簡単です。サンタクロースはたしかにいます！ <br />
そのことを明らかにした本が『サンタクロースっているんでしょうか？』中村妙子訳（偕成社）です。 <br />
タイトルは、バージニアという8歳の少女の問いをそのまま使っています。 <br />
この問いに、アメリカの新聞社が社説として真剣に答えました。もう100年以上前の実話です。 <br />
「ニューヨーク・サン」紙の記者だった著者は、少女に対して「見たことがないということは、いないということではないのです」と、やさしく語りかけます。 <br />
愛、思いやり、まごころ、信頼・・・この世には、目に見えなくても存在する大切なものがたくさんある。 <br />
逆に本当に大切なものは目に見えないのだと記者は説きます。そして、サンタクロースとは、それらのシンボルだというのです。 <br />
現代ほどサンタクロースの存在が求められる時代はありません。 <br />
今度、お子さんやお孫さんから「サンタさんはいるの？」と聞かれたら、「もちろん、いるよ！」と答えてあげてくださいと、わたしは多くの方々に呼びかけています。 <br />
なお、フランスの作家サン＝テグジュぺリは『星の王子さま』という物語を書きました。この名作に一貫して流れているテーマは、「本当に大切なものは目に見えない」というものです。 <br />
ニューヨークに住んでいたこともあるサン＝テグジュぺリは、『サンタクロースっているんでしょうか』を読んでいたのではないでしょうか。わたしには、そう思えてなりません。  </p>

<p class="columnist">作家：<a href="http://www.ichijyo-shinya.com/" target="_blank">一条真也</a></p>
<h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">書籍のご紹介</span></h3>
<p>
<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%B8-3-11-%E3%81%9D%E3%81%AE%E6%82%B2%E3%81%97%E3%81%BF%E3%82%92%E4%B9%97%E3%82%8A%E8%B6%8A%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB-%E4%B8%80%E6%9D%A1%E7%9C%9F%E4%B9%9F/dp/4333025257/ref=sr_1_56?ie=UTF8&qid=1322917358&sr=8-56" target="_blank">『のこされた　あなたへ〜3.11 その悲しみを乗り越えるために』（佼成出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/隣人の時代――有縁社会のつくり方-一条-真也/dp/4883205290/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1300163525&sr=8-1" target="_blank">『隣人の時代〜有縁社会のつくり方』（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/葬式は必要-一条-真也/dp/4575153532/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640046&sr=8-1" target="_blank">『葬式は必要！〜最期の儀式に迷う日本人のために』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/先祖と暮らす（仮）-双葉新書（１０）-一条-真也/dp/4575153591" target="_blank">『ご先祖さまとのつきあい方～お盆、お彼岸、墓参り、そして無縁社会を乗り越える生き方』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/愛する人を亡くした人へ-一条-真也/dp/4774510629/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『愛する人を亡くした人へ～悲しみを癒す15通の手紙』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/また会えるから-一条-真也/dp/4774512494/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640096&sr=1-1" target="_blank">『また会えるから』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8Ev%82%A2%8Fo%83m%81%5B%83g-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4774512044/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1247411950&sr=8-1" target="_blank">『思い出ノート』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/ロマンティック・デス―月を見よ、死を想え-一条-真也/dp/4344406761/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802890&sr=1-1" target="_blank">『ロマンティック・デス～月を見よ、死を想え』　（幻冬舎文庫）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433603382X/ref=rm_item" target="_blank">『魂をデザインする～葬儀とは何か』　（国書刊行会）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8D%C5%8A%FA%82%CC%83Z%83%8C%83%82%83j%81%5B-~%83%81%83%82%83%8A%83A%83%8B%83X%83%5E%83b%83t%82%AA%8C%A9%82%BD%81A%8A%B4%93%AE%82%CC%8E%C0%98b%8FW~-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4569773109/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=12525124" target="_blank">『最期のセレモニー～メモリアルスタッフが見た、感動の実話集』　（PHP研究所）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/むすびびと―こころの仕事-一条-真也/dp/4883204804/ref=sr_1_36?ie=UTF8&s=books&qid=1253385324&sr=1-36" target="_blank">『むすびびと～こころの仕事』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/結魂論―なぜ人は結婚するのか-一条-真也/dp/4880861588/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802942&sr=1-1" target="_blank">『結魂論～なぜ人は結婚するのか』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/老福論―人は老いるほど豊かになる-一条-真也/dp/4880861596/ref=sr_1_3/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802972&sr=1-3" target="_blank">『老福論～人は老いるほど豊かになる』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/世界をつくった八大聖人-人類の教師たちのメッセージ-一条-真也/dp/4569699391/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1208108381&sr=8-1" target="_blank">『世界をつくった八大聖人～人類の教師たちのメッセージ』　（PHP新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/面白いぞ人間学-人生の糧になる101冊の本-一条-真也/dp/4884747917/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『面白いぞ人間学～人生の糧になる101冊の本』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/人間関係を良くする17の魔法-一条-真也/dp/4884748387/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1232896842&sr=8-1" target="_blank">『人間関係を良くする17の魔法』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/涙は世界で一番小さな海―「幸福」と「死」を考える、大人の童話の読み方-一条-真也/dp/4883204855/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1257588961&sr=1-1" target="_blank">『涙は世界で一番小さな海～「幸福」と「死」を考える、大人の童 話の読み方』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/茶をたのしむ―ハートフルティーのすすめ-日本人の癒し-1/dp/4774510971/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1197822451&sr=8-1" target="_blank">『茶をたのしむ～ハートフルティーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/花をたのしむ-―ハートフルフラワーのすすめ-日本人の癒し2-一条-真也/dp/4774511862/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1236609278&sr=1-1" target="_blank">『花をたのしむ～ハートフルフラワーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/灯をたのしむ-―ハートフルライティングのすすめ-日本人の癒し3-一条-真也/dp/4774512133/ref=sr_1_1/375-3301007-2847505?ie=UTF8&s=books&qid=1252520205&sr=1-1" target="_blank">『灯をたのしむ～ハートフルライティングのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/香をたのしむ-―ハートフルフレグランスのすすめ-日本人の癒し4-一条-真也/dp/4774512257/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1260804533&sr=1-1" target="_blank">『香をたのしむ～ハートフルフレグランスのすすめ』　（現代書林）</a><br />
</p>
]]>
        

    </content>
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    <title>オウム裁判の終結 - 一条真也の「真心」コラム</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kazenoashiato.jp/column03/111201/" />
    <id>tag:www.kazenoashiato.jp,2011:/column03//7.180</id>

    <published>2011-12-01T05:53:20Z</published>
    <updated>2011-12-01T14:53:20Z</updated>

    <summary>オウム裁判の終結～日本人のこころの混乱～一条真也の「真心」コラムVol.37～一条真也　毎日＠葬儀　風のあしあと</summary>
    <author>
        <name>風のあしあと事務局</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kazenoashiato.jp/column03/">
        <![CDATA[<p>こんにちは、一条真也です。 <br />
11月21日、新橋にある（社）全日本冠婚葬祭互助協会（全互協）本部で広報・渉外委員会を開催しました。 <br />
委員長として数多くの議題に向き合いましたが、大きな案件として来年1月に新横浜の「ソシア21」で開催される「無縁社会シンポジウム」について打ち合わせました。 <br />
このシンポジウムは全互協総会にあわせて開催されるものですが、豪華メンバーが集います。まず、日本を代表する宗教学者である島薗進氏（東京大学大学院教授）、神道ソングライターでもある宗教哲学者の鎌田東二氏（京都大学こころの未来研究センター教授）、「パラサイト・シングル」や「格差社会」などの造語で知られる家族社会学者の山田昌弘氏（中央大学教授）、「隣人愛の実践者」と呼ばれる奥田知志氏（NPO法人・北九州ホームレス支援機構理事長）、そして不肖わたしが参加し、コーディネーターはイー・ウーマン代表の佐々木かをり氏です。 <br />
無縁社会を乗り越え、新しい「絆」をつくるための座談会となることを願っています。 <br />
会議を終えたわたしは、全互協本部を後にして新橋駅へと向かいました。駅のＫＩＯＳＫで夕刊の見出しを見ると、そこには「オウム裁判、終結」と大きく書かれていました。 <br />
記事によると、21日に地下鉄サリン事件や松本サリン事件など、オウム真理教が起こした一連の凶悪事件の刑事裁判が終結しました。 <br />
起訴された教団幹部や信徒は計189人にのぼりました。同日、最後に残っていた元幹部・遠藤誠一被告（51）に対し、最高裁第一小法廷（金築誠志裁判長）は死刑とする判決を宣告しました。 <br />
オウム真理教の元代表の「浅原彰晃」こと松本智津夫死刑囚（56）が逮捕された1995年5月から終結までの期間は16年半に及びました。 <br />
松本死刑囚をはじめ11人の元幹部の死刑がすでに確定しています。18日に上告が棄却された中川智正被告（49）と、この日の遠藤被告は、判決の訂正を申し立てることができます。しかし、認められる可能性はほとんどなく、死刑が確定するのは確実です。 <br />
計13人の死刑確定は、1つの組織が起こした事件では戦後最多です。また、死刑の他にも5人の無期懲役が確定しています。まさに日本の歴史に残る大事件でした。 <br />
わたしは、その日の会議で討論した「無縁社会」の問題も、オウム事件と無関係ではないと思っています。それは、オウム真理教を擁護した某宗教学者がその後、葬式無用論や無縁社会肯定論を展開したなどというレベルではなく、オウム事件によって日本社会が一気に「アノミー」へと突入したように思えるからです。そして、その根底にはオウムが日本仏教の存在意義を揺るがしたという事実がありました。 <br />
「アノミー」とは、フランスの社会学者エミール・デュルケムの用語であり、普通は「無規範」「無秩序」などと訳されますが、それはむしろアノミーが引き起こす結果です。 <br />
アノミーの本質を一語で定義すれば「無連帯」となるでしょう。人と人とを結びつける連帯（ソリダリテ）が失われ、人々は糸の切れた凧のようになって社会をさまよいます。孤独、不安、狂気、凶暴・・・・・気弱な人間は死にたくなります。いや、本当に死んでしまうのです。アノミーは、19世紀に哲学者のキルケゴールが「死に至る病」と呼んだ絶望に通じ、どんな病気よりも恐ろしいと言えます。 <br />
少年や若者の心だけが病んでいるという話ではありません。社会のトップ、政治家や経営者だってアノミーに陥っている者は多いと言えます。 <br />
かくして、日本社会はアノミーに冒され、タガのはずれた桶のようになりました。 <br />
このアノミーという病を撃退する役割は、本来、宗教に求められるものです。 <br />
わたしが思うに、アノミーとは一種の「無意味病」であり、強大な物語装置、神話装置としての宗教こそが世界に意味を与え、人生に意味を与えることができるのではないでしょうか。 <br />
それが「仏教」を名乗るオウム真理教の前代未聞の凶悪犯罪によって、宗教そのものへの信頼が失われ、日本社会はアノミーに陥ってしまった。それが日本仏教への不信ともつながって、「葬式は、要らない」とか「無縁社会」といった負のキーワードが登場した大きな原因ではないかと思います。 <br />
1995年に空前のテロ犯罪を犯したオウム真理教は「仏教」を名乗っていました。 <br />
仏教学者の玉城康四郎は、巨視的なスケールを持った著書『仏教の根底にあるもの』（講談社学術文庫）に次のように書いています。 <br />
「聖徳太子から空海までまさに二百年、空海から鎌倉まで四百年、鎌倉から今日まで八百年。いったい、二百年、四百年、八百年というのは何を意味するのであろうか。それは、仏教の展開をも含めて日本思想のさまざまな、複雑な諸問題をはらんでいることはいうまでもあるまい。しかし、鎌倉から今日までの八百年は、前の二百年、四百年に比べて、日本仏教として余りにも不毛であったことは隠し得ないであろう」 <br />
この文章が書かれたのは1973年ですが、事態は変わっていません。 <br />
いや、それどころか日本仏教は、オウム事件という途方もない「業」を抱え込んでしまいました。 <br />
わたしたち日本人は、新しい人間の問題の中で、新しい仏教を生み出さなければなりませんでした。 <br />
その結果が、あの不幸な事件だとしたら、あまりにも虚しいですね。 <br />
もちろん、そもそもオウムは仏教ではなかったという見方もできます。オウムは地獄が実在するとして、地獄に堕ちると信者を脅して金をまきあげ、拉致したり、殺したり、犯罪を命令したりしました。 <br />
  本来の仏教において、地獄は存在しません。魂すら存在しません。存在しない魂が存在しない地獄に堕ちると言った時点で、日本の仏教者が「オウムは仏教ではない」と断言するべきだったのです。ましてやオウムは、ユダヤ・キリスト教的な「ハルマゲドン」まで持ち出していたのです。 <br />
わたしは日本人の宗教的寛容性を全面的に肯定します。 <br />
しかし、その最大の弱点であり欠点が出たものこそオウム真理教事件でした。 <br />
松本智津夫に死刑判決が出たとき、わたしは五木寛之氏のごとく、悪人正機を唱えた親鸞に問うてみなければならないと思いました。 <br />
「御聖人、浅原彰晃もまた往生できるのでしょうか」と。 <br />
無縁社会に葬式無用論・・・・・日本人の「こころ」の混乱はまだ収まっていません。 <br />
そう、裁判は終結しても、オウム問題はまだ終わっていないのです。    </p>

<p class="columnist">作家：<a href="http://www.ichijyo-shinya.com/" target="_blank">一条真也</a></p>
<h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">書籍のご紹介</span></h3>
<p>
<a href="http://www.amazon.co.jp/隣人の時代――有縁社会のつくり方-一条-真也/dp/4883205290/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1300163525&sr=8-1" target="_blank">『隣人の時代〜有縁社会のつくり方』（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/葬式は必要-一条-真也/dp/4575153532/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640046&sr=8-1" target="_blank">『葬式は必要！〜最期の儀式に迷う日本人のために』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/先祖と暮らす（仮）-双葉新書（１０）-一条-真也/dp/4575153591" target="_blank">『ご先祖さまとのつきあい方～お盆、お彼岸、墓参り、そして無縁社会を乗り越える生き方』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/愛する人を亡くした人へ-一条-真也/dp/4774510629/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『愛する人を亡くした人へ～悲しみを癒す15通の手紙』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/また会えるから-一条-真也/dp/4774512494/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640096&sr=1-1" target="_blank">『また会えるから』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8Ev%82%A2%8Fo%83m%81%5B%83g-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4774512044/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1247411950&sr=8-1" target="_blank">『思い出ノート』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/ロマンティック・デス―月を見よ、死を想え-一条-真也/dp/4344406761/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802890&sr=1-1" target="_blank">『ロマンティック・デス～月を見よ、死を想え』　（幻冬舎文庫）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433603382X/ref=rm_item" target="_blank">『魂をデザインする～葬儀とは何か』　（国書刊行会）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8D%C5%8A%FA%82%CC%83Z%83%8C%83%82%83j%81%5B-~%83%81%83%82%83%8A%83A%83%8B%83X%83%5E%83b%83t%82%AA%8C%A9%82%BD%81A%8A%B4%93%AE%82%CC%8E%C0%98b%8FW~-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4569773109/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=12525124" target="_blank">『最期のセレモニー～メモリアルスタッフが見た、感動の実話集』　（PHP研究所）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/むすびびと―こころの仕事-一条-真也/dp/4883204804/ref=sr_1_36?ie=UTF8&s=books&qid=1253385324&sr=1-36" target="_blank">『むすびびと～こころの仕事』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/結魂論―なぜ人は結婚するのか-一条-真也/dp/4880861588/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802942&sr=1-1" target="_blank">『結魂論～なぜ人は結婚するのか』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/老福論―人は老いるほど豊かになる-一条-真也/dp/4880861596/ref=sr_1_3/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802972&sr=1-3" target="_blank">『老福論～人は老いるほど豊かになる』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/世界をつくった八大聖人-人類の教師たちのメッセージ-一条-真也/dp/4569699391/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1208108381&sr=8-1" target="_blank">『世界をつくった八大聖人～人類の教師たちのメッセージ』　（PHP新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/面白いぞ人間学-人生の糧になる101冊の本-一条-真也/dp/4884747917/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『面白いぞ人間学～人生の糧になる101冊の本』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/人間関係を良くする17の魔法-一条-真也/dp/4884748387/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1232896842&sr=8-1" target="_blank">『人間関係を良くする17の魔法』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/涙は世界で一番小さな海―「幸福」と「死」を考える、大人の童話の読み方-一条-真也/dp/4883204855/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1257588961&sr=1-1" target="_blank">『涙は世界で一番小さな海～「幸福」と「死」を考える、大人の童 話の読み方』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/茶をたのしむ―ハートフルティーのすすめ-日本人の癒し-1/dp/4774510971/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1197822451&sr=8-1" target="_blank">『茶をたのしむ～ハートフルティーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/花をたのしむ-―ハートフルフラワーのすすめ-日本人の癒し2-一条-真也/dp/4774511862/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1236609278&sr=1-1" target="_blank">『花をたのしむ～ハートフルフラワーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/灯をたのしむ-―ハートフルライティングのすすめ-日本人の癒し3-一条-真也/dp/4774512133/ref=sr_1_1/375-3301007-2847505?ie=UTF8&s=books&qid=1252520205&sr=1-1" target="_blank">『灯をたのしむ～ハートフルライティングのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/香をたのしむ-―ハートフルフレグランスのすすめ-日本人の癒し4-一条-真也/dp/4774512257/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1260804533&sr=1-1" target="_blank">『香をたのしむ～ハートフルフレグランスのすすめ』　（現代書林）</a><br />
</p>
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    </content>
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    <title>読書の秋 - 一条真也の「真心」コラム</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kazenoashiato.jp/column03/111115/" />
    <id>tag:www.kazenoashiato.jp,2011:/column03//7.178</id>

    <published>2011-11-14T18:02:15Z</published>
    <updated>2011-11-15T03:02:15Z</updated>

    <summary>読書の秋～人は死ぬまで学び続ける～一条真也の「真心」コラムVol.36～一条真也　毎日＠葬儀　風のあしあと</summary>
    <author>
        <name>風のあしあと事務局</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kazenoashiato.jp/column03/">
        <![CDATA[<p>こんにちは、一条真也です。  </p>

<p>「読書の秋」ですが、みなさんは本を読まれていますか？ <br />
11月5日、わたしは「日本経済新聞」の「日経プラス１」に登場しました。 <br />
「仕事に役立つ読書術」という特集記事で、『東大家庭教師が教える頭が良くなる読書法』（中経出版）の著者である吉永賢一さんと『あらゆる本が面白く読める方法』（三五館）の著者のわたしの2人が取り上げられています。 <br />
いわば、東大読書法と面白読書法のコラボということになります。 <br />
記事の冒頭には、「読書は知識や教養を高めてくれる。人生の壁にぶつかった時、本が助けになることも少なくない。とはいえ忙しい社会人にとって本を読む時間は貴重だ。しっかり身になる読み方を読書の達人に教わった」と書かれています。 <br />
わたしの場合は、新しい分野を学ぶ時には入門書を複数冊買うことなどが紹介されています。その分野の全体像と重要なポイントを把握するためです。 <br />
10年前に社長に就任した際、わたしは「数字に強くなろう」という明確な目的を設定しました。そして、簡単な数学本から入って数字を好きになった後、会計本、金融論、経済学、経営論へと読み進んでいきました。どの分野も複数の入門書で基礎知識をつけたうえで専門書を20冊くらいずつ読みました。 <br />
「本を読んでも集中力が途切れたり、内容が頭に入ってこない場合はどうすればいいか」という質問を受けました。わたしは、読む前の準備として、著者のプロフィールをよく読み、著者像を具体的にイメージします。「名著や古典の場合、著者はすでに故人であるケースが大半だが、生前の姿をありありと思い浮かべ、１対１で自分のためだけに話してくれているとイメージする。自然と真剣になり、内容を吸収できる」とコメントしました。 <br />
さらに「目次」と「まえがき」は必ず読み、本の全体像と概要を把握します。後で自分が今読んでいる箇所がどういう位置づけかが分かり、理解しやすくなるからです。 <br />
本を読む時は、重要だと思う箇所にボールペンで赤線を引き、読み返して特に重要だと思ったら赤線を引いた箇所の上の余白に「※」の記号をつけておく。その後は赤線や「※」の箇所を中心に再読すれば、重要な部分を効率よく自分のものにできます。 <br />
わたしは、これまでに『論語』を約50回読みました。「40歳を前に読んだ時は孔子の言葉の一つひとつが今の自分の悩みについて語られていると思った。なぜ2500年前に生きた孔子がこんなに分かるのか不思議だった」とコメントしています。 <br />
読み返すたびに、その不思議な思いは強くなり、同時に理解が深まっていきました。  </p>

<p>さらに、本を読み終えて、著者やその思想に関心を持ったら、「DNAリーディング」をお勧めします。 <br />
これは本に記載されている参考文献や本に出てくる人物の本を読んで、著者の思考の源流をたどっていく読み方です。 <br />
「例えば、経営者の稲盛和夫さんの本には松下幸之助がよく登場する。松下幸之助は渋沢栄一さんの影響を受け、渋沢栄一は石門心学の開祖・石田梅岩、石田梅岩は儒教の影響を受けており、最後は孔子にたどり着く。日本における『経済と道徳』の考え方が深く学べるわけである」とコメントしました。  </p>

<p>さて、読書の最大の効用とは何でしょうか。 <br />
それは、金儲けではなく、心を豊かにすることです。そこで、「教養」がキーワードになってきます。 <br />
わたしは、「江戸しぐさ」を学んでいます。江戸の町衆の間に広まった思いやりの作法ですが、そのキーワードに「お心肥」（しんこやし）があります。 <br />
まさに江戸っ子の神髄を示している非常に含蓄のある江戸言葉のひとつです。 <br />
その意味は、頭の中を豊かにして、教養をつけるといった意味です。ただし、江戸っ子のいう教養とは「読み書き算盤」だけのことではありません。 <br />
本を読むことは、もちろん重要です。実際、彼らは『論語』をはじめとした儒学の本をよく読みました。でも、それだけでは足りません。 <br />
実際に体験し、自分で考えて、初めてその人の教養になるのです。人間はおいしいものを食べて身体を肥やすことばかりになりがちですが、それではいけません。立派な商人として大成するためには人格を磨き、教養を見につけること、すなわち心を肥やすことが大切なのです。 <br />
インテリジェンスには、色々な種類があります。学者のインテリジェンスもあれば、政治家や経営者のインテリジェンスもある。冒険家のインテリジェンスもあれば、お笑い芸人のインテリジェンスもある。 <br />
けっして、インテリジェンスというものは画一的なものではありません。 <br />
しかし、すべての人々に必要とされるものこそ、「心のインテリジェンス」であり、より具体的に言えば、「人間関係のインテリジェンス」ではないでしょうか。 <br />
つまり、他人に対して気持ち良く挨拶やお辞儀ができる。相手に思いやりのある言葉をかけ、楽しい会話を持つことができる。これは、「マネジメントとは、つまるところ一般教養のことである」というドラッカーの言葉にも通じます。 <br />
わたしは、教養こそは、あの世にも持っていける真の富だと確信しています。 <br />
あの丹波哲郎さんは80歳を過ぎてからパソコンを学びはじめました。 <br />
ドラッカーは96歳を目前にしてこの世を去るまで、『シェークスピア全集』と『ギリシャ悲劇全集』を何度も読み返していたそうです。 <br />
死が近くても、教養を身につけるための勉強が必要なのです。 <br />
モノをじっくり考えるためには、知識とボキャブラーが求められます。知識や言葉がないと考えは組み立てられません。死んだら、人は魂だけの存在になります。そのとき、学んだ知識が生きてくるのです。 <br />
そのためにも、人は死ぬまで学び続けなければなりません。現金も有価証券も不動産も宝石もあの世には持っていけません。それらは、しょせん、この世だけの「仮の富」です。 <br />
教養こそが、この世でもあの世でも価値のある「真の富」なのです。  </p>

<p class="columnist">作家：<a href="http://www.ichijyo-shinya.com/" target="_blank">一条真也</a></p>
<h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">書籍のご紹介</span></h3>
<p>
<a href="http://www.amazon.co.jp/隣人の時代――有縁社会のつくり方-一条-真也/dp/4883205290/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1300163525&sr=8-1" target="_blank">『隣人の時代〜有縁社会のつくり方』（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/葬式は必要-一条-真也/dp/4575153532/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640046&sr=8-1" target="_blank">『葬式は必要！〜最期の儀式に迷う日本人のために』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/先祖と暮らす（仮）-双葉新書（１０）-一条-真也/dp/4575153591" target="_blank">『ご先祖さまとのつきあい方～お盆、お彼岸、墓参り、そして無縁社会を乗り越える生き方』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/愛する人を亡くした人へ-一条-真也/dp/4774510629/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『愛する人を亡くした人へ～悲しみを癒す15通の手紙』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/また会えるから-一条-真也/dp/4774512494/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640096&sr=1-1" target="_blank">『また会えるから』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8Ev%82%A2%8Fo%83m%81%5B%83g-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4774512044/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1247411950&sr=8-1" target="_blank">『思い出ノート』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/ロマンティック・デス―月を見よ、死を想え-一条-真也/dp/4344406761/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802890&sr=1-1" target="_blank">『ロマンティック・デス～月を見よ、死を想え』　（幻冬舎文庫）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433603382X/ref=rm_item" target="_blank">『魂をデザインする～葬儀とは何か』　（国書刊行会）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8D%C5%8A%FA%82%CC%83Z%83%8C%83%82%83j%81%5B-~%83%81%83%82%83%8A%83A%83%8B%83X%83%5E%83b%83t%82%AA%8C%A9%82%BD%81A%8A%B4%93%AE%82%CC%8E%C0%98b%8FW~-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4569773109/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=12525124" target="_blank">『最期のセレモニー～メモリアルスタッフが見た、感動の実話集』　（PHP研究所）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/むすびびと―こころの仕事-一条-真也/dp/4883204804/ref=sr_1_36?ie=UTF8&s=books&qid=1253385324&sr=1-36" target="_blank">『むすびびと～こころの仕事』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/結魂論―なぜ人は結婚するのか-一条-真也/dp/4880861588/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802942&sr=1-1" target="_blank">『結魂論～なぜ人は結婚するのか』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/老福論―人は老いるほど豊かになる-一条-真也/dp/4880861596/ref=sr_1_3/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802972&sr=1-3" target="_blank">『老福論～人は老いるほど豊かになる』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/世界をつくった八大聖人-人類の教師たちのメッセージ-一条-真也/dp/4569699391/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1208108381&sr=8-1" target="_blank">『世界をつくった八大聖人～人類の教師たちのメッセージ』　（PHP新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/面白いぞ人間学-人生の糧になる101冊の本-一条-真也/dp/4884747917/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『面白いぞ人間学～人生の糧になる101冊の本』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/人間関係を良くする17の魔法-一条-真也/dp/4884748387/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1232896842&sr=8-1" target="_blank">『人間関係を良くする17の魔法』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/涙は世界で一番小さな海―「幸福」と「死」を考える、大人の童話の読み方-一条-真也/dp/4883204855/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1257588961&sr=1-1" target="_blank">『涙は世界で一番小さな海～「幸福」と「死」を考える、大人の童 話の読み方』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/茶をたのしむ―ハートフルティーのすすめ-日本人の癒し-1/dp/4774510971/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1197822451&sr=8-1" target="_blank">『茶をたのしむ～ハートフルティーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/花をたのしむ-―ハートフルフラワーのすすめ-日本人の癒し2-一条-真也/dp/4774511862/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1236609278&sr=1-1" target="_blank">『花をたのしむ～ハートフルフラワーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/灯をたのしむ-―ハートフルライティングのすすめ-日本人の癒し3-一条-真也/dp/4774512133/ref=sr_1_1/375-3301007-2847505?ie=UTF8&s=books&qid=1252520205&sr=1-1" target="_blank">『灯をたのしむ～ハートフルライティングのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/香をたのしむ-―ハートフルフレグランスのすすめ-日本人の癒し4-一条-真也/dp/4774512257/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1260804533&sr=1-1" target="_blank">『香をたのしむ～ハートフルフレグランスのすすめ』　（現代書林）</a><br />
</p>
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    </content>
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    <title>エンディングノート - 一条真也の「真心」コラム</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kazenoashiato.jp/column03/111101/" />
    <id>tag:www.kazenoashiato.jp,2011:/column03//7.177</id>

    <published>2011-11-01T07:32:21Z</published>
    <updated>2011-11-01T16:32:21Z</updated>

    <summary>エンディングノート～2つの大きな役割～一条真也の「真心」コラムVol.35～一条真也　毎日＠葬儀　風のあしあと</summary>
    <author>
        <name>風のあしあと事務局</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kazenoashiato.jp/column03/">
        <![CDATA[<p>こんにちは、一条真也です。  </p>

<p>話題の日本映画「エンディングノート」を観ました。 <br />
場所は、東京の新宿ピカデリーでしたが、超満員の観客に驚きました。 <br />
高齢者の数も多く、つくづく時代の変化を痛感しました。 <br />
1人のモーレツ・ビジネスマンが67歳で退職後、がんの宣告を受けます。 <br />
毎年の健康診断は欠かさなかったのですが、がんはすでにステージ4でした。 <br />
段取り人間として知られた主人公が、その集大成として、自身の葬儀までの段取りを記したエンディングノートを作成するという映画です。 <br />
砂田麻美監督は主人公の三女ですが、最後の最後までカメラを回し続けていることに、わたしは軽い衝撃を覚えました。また、砂田監督はこの映画のナレーションも担当していますが、淡々とした語り口で、とても良かったです。 <br />
子どもたちが「死」を学ぶ教育映画として、遺族の悲しみを癒すグリーフケア映画として、また余命宣告を受けた人が心安らかに「死」を迎える覚悟の映画として・・・・・あらゆる人に観てほしい名作でした。 <br />
主人公は、東海地方の病院の跡取りとして生まれながら、医学部には進学せず経済学部に進み、東京の丸の内に本社のある化学メーカーに入社します。 <br />
そこで役員まで出世しますが、定年退職した直後に不治の病にかかったのです。 <br />
最後までユーモアを絶やさず、家族に見守られながら、旅立って行った主人公の姿は静かな感動を呼びます。ビジネスマン時代から段取り上手だった主人公は、最後まで段取りをきちんと考えながら、有終の美を飾ったのでした。 <br />
たった1つの心残りは、90歳を超えた実母を残して先に逝くことでしょうか。 <br />
都心のマンションに住み、かのリリー・フランキーのオカンと同じ東京タワーの見える名門病院の個室に入院し、アメリカから３人の孫たちが最後の面会に駆けつけてくれ、亡くなった後は訃報が新聞に掲載される。そんな主人公のエンディングは、一般的に見ると非常に恵まれています。 <br />
でも、主人公が裕福だから、素晴らしいエンディングが待っていたわけではありません。 <br />
お金や生活レベルなどに関係なく、主人公が愛情あふれる家族に恵まれていたから、満足のゆくグランド・フィナーレを迎えることができたのだと思います。 <br />
そして、それを可能にしたのはエンディングノートの存在でした。 <br />
主人公のエンディングノートには、11の「するべきこと」が記されていました。 <br />
「長男に引継ぎをする」とか「（葬儀の）式場を決めておく」とか「気合を入れて孫と遊ぶ」とか「妻に（初めて）愛していると言う」といった内容です。 <br />
これは、明らかに「死ぬまでにしたい10のこと」の影響を感じました。 <br />
「死ぬまでにしたい10のこと」（My Life Without Me）は、2003年のカナダ・スペイン合作映画です。2ヵ月の余命宣告を受けた主婦が、生きているうちにやるべき10のことをこなしていくというストーリーで、いわば「終活」映画というべき作品です。 <br />
この映画のナレーション部分では、主人公を指す代名詞にｙｏｕ（あなた）が使われていました。映画の観客が、あたかも「自分がこの映画の主人公であり、自分の余命が2ヵ月なのだ」と思えるようになっていたのが新鮮でした。 <br />
しかし、「死ぬまでにしたい10のこと」はフィクションであり、当然ながら俳優が演技をしています。 <br />
いっぽう、「エンディングノート」のほうはすべて実在の人物が登場するドキュメンタリーなわけですから、究極の「終活」映画と言えるでしょう。 <br />
映画「エンディングノート」では、主人公はパソコンを使って自分でエンディングノートを作っていましたが、市販もされています。 <br />
高齢化社会を迎えて、エンディングノートはますますその必要性を増しています。 <br />
エンディングノートの目的の1つは、「残された人たちが迷わないため」というものです。どんな葬儀にしてほしいかということはもちろん、病気の告知や延命治療といった問題も書き込むことができます。 <br />
「お父さんはどうしてほしいのか」「お母さんの希望は何？」。 <br />
たとえ子供であって、なかなか相手の意思というのはわかりません。 <br />
本人も迷うでしょうが、そばにいる家族や知人はもっと迷い、悩んでいます。 <br />
そんなときにエンディングノートに意志が書かれていれば、どれだけ救われるかわかりません。 <br />
葬儀にしても「あの人らしい葬式をしてあげたい」と思う気持ちが、エンディングノートに希望を書いてもらえているだけで実現できます。 <br />
たしかに自分の死について書くことは勇気のいることです。でも、自分の希望を書いているのですが、じつは残された人のためだと思えば、勇気がわくのではないでしょうか。 <br />
またエンディングノートには、もう1つ大きな役割があります。 <br />
それは、自分が生きてきた道を振り返る作業でもあるのです。 <br />
いま、自分史を残すことが流行のようですが、エンディングノートはその機能も果たしてくれます。 <br />
気に入った写真を残す、楽しかった旅の思い出を書く、そんなことで十分です。 <br />
そして最後に、愛する人へのメッセージを書き添える。残された人たちは、あなたのその言葉できっと救われ、あなたを失った悲しみにも耐えていけるのではないでしょうか。 <br />
エンディングノートにはとくにスタイルはありません。 <br />
書店や文具店に行けば、エンディングノートと呼ばれるものも市販されています。 <br />
また遺言書は自筆ということが決められていますが、エンディングノートは別にパソコンで作成してかまいません。映画「エンディングノート」の主人公がとった方法ですね。 <br />
わたしは、現代人にとって最も使いやすく、死への恐怖さえ薄れてゆく究極のエンディングノートが作れないかと長年考えていました。 <br />
ようやく2009年に『思い出ノート』（現代書林）が完成しました。 <br />
おかげさまで非常に好評で、版を重ねています。 <br />
アマゾンなどのネットでも購入できますので、よろしければお使い下さい。  </p>

<p class="columnist">作家：<a href="http://www.ichijyo-shinya.com/" target="_blank">一条真也</a></p>
<h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">書籍のご紹介</span></h3>
<p>
<a href="http://www.amazon.co.jp/隣人の時代――有縁社会のつくり方-一条-真也/dp/4883205290/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1300163525&sr=8-1" target="_blank">『隣人の時代〜有縁社会のつくり方』（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/葬式は必要-一条-真也/dp/4575153532/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640046&sr=8-1" target="_blank">『葬式は必要！〜最期の儀式に迷う日本人のために』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/先祖と暮らす（仮）-双葉新書（１０）-一条-真也/dp/4575153591" target="_blank">『ご先祖さまとのつきあい方～お盆、お彼岸、墓参り、そして無縁社会を乗り越える生き方』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/愛する人を亡くした人へ-一条-真也/dp/4774510629/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『愛する人を亡くした人へ～悲しみを癒す15通の手紙』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/また会えるから-一条-真也/dp/4774512494/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640096&sr=1-1" target="_blank">『また会えるから』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8Ev%82%A2%8Fo%83m%81%5B%83g-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4774512044/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1247411950&sr=8-1" target="_blank">『思い出ノート』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/ロマンティック・デス―月を見よ、死を想え-一条-真也/dp/4344406761/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802890&sr=1-1" target="_blank">『ロマンティック・デス～月を見よ、死を想え』　（幻冬舎文庫）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433603382X/ref=rm_item" target="_blank">『魂をデザインする～葬儀とは何か』　（国書刊行会）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8D%C5%8A%FA%82%CC%83Z%83%8C%83%82%83j%81%5B-~%83%81%83%82%83%8A%83A%83%8B%83X%83%5E%83b%83t%82%AA%8C%A9%82%BD%81A%8A%B4%93%AE%82%CC%8E%C0%98b%8FW~-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4569773109/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=12525124" target="_blank">『最期のセレモニー～メモリアルスタッフが見た、感動の実話集』　（PHP研究所）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/むすびびと―こころの仕事-一条-真也/dp/4883204804/ref=sr_1_36?ie=UTF8&s=books&qid=1253385324&sr=1-36" target="_blank">『むすびびと～こころの仕事』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/結魂論―なぜ人は結婚するのか-一条-真也/dp/4880861588/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802942&sr=1-1" target="_blank">『結魂論～なぜ人は結婚するのか』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/老福論―人は老いるほど豊かになる-一条-真也/dp/4880861596/ref=sr_1_3/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802972&sr=1-3" target="_blank">『老福論～人は老いるほど豊かになる』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/世界をつくった八大聖人-人類の教師たちのメッセージ-一条-真也/dp/4569699391/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1208108381&sr=8-1" target="_blank">『世界をつくった八大聖人～人類の教師たちのメッセージ』　（PHP新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/面白いぞ人間学-人生の糧になる101冊の本-一条-真也/dp/4884747917/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『面白いぞ人間学～人生の糧になる101冊の本』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/人間関係を良くする17の魔法-一条-真也/dp/4884748387/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1232896842&sr=8-1" target="_blank">『人間関係を良くする17の魔法』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/涙は世界で一番小さな海―「幸福」と「死」を考える、大人の童話の読み方-一条-真也/dp/4883204855/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1257588961&sr=1-1" target="_blank">『涙は世界で一番小さな海～「幸福」と「死」を考える、大人の童 話の読み方』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/茶をたのしむ―ハートフルティーのすすめ-日本人の癒し-1/dp/4774510971/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1197822451&sr=8-1" target="_blank">『茶をたのしむ～ハートフルティーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/花をたのしむ-―ハートフルフラワーのすすめ-日本人の癒し2-一条-真也/dp/4774511862/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1236609278&sr=1-1" target="_blank">『花をたのしむ～ハートフルフラワーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/灯をたのしむ-―ハートフルライティングのすすめ-日本人の癒し3-一条-真也/dp/4774512133/ref=sr_1_1/375-3301007-2847505?ie=UTF8&s=books&qid=1252520205&sr=1-1" target="_blank">『灯をたのしむ～ハートフルライティングのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/香をたのしむ-―ハートフルフレグランスのすすめ-日本人の癒し4-一条-真也/dp/4774512257/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1260804533&sr=1-1" target="_blank">『香をたのしむ～ハートフルフレグランスのすすめ』　（現代書林）</a><br />
</p>
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    </content>
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<entry>
    <title>人は死なない - 一条真也の「真心」コラム</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kazenoashiato.jp/column03/111015/" />
    <id>tag:www.kazenoashiato.jp,2011:/column03//7.176</id>

    <published>2011-10-15T07:28:30Z</published>
    <updated>2011-10-15T16:28:30Z</updated>

    <summary>人は死なない～本当に、人は人に助けられている～一条真也の「真心」コラムVol.34～一条真也　毎日＠葬儀　風のあしあと</summary>
    <author>
        <name>風のあしあと事務局</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kazenoashiato.jp/column03/">
        <![CDATA[<p>こんにちは、一条真也です。  </p>

<p>彼岸の中日となる「秋分の日」に、「死」と「死者」についての本を読みました。 <br />
非常に素晴らしい内容で感動したので、みなさんにもご紹介します。 <br />
『人は死なない』矢作直樹著（バジリコ）という本です。 <br />
新聞の書籍広告で見つけた本ですが、タイトルに惹かれて注文しました。 <br />
「人は死なない」とは、わたしの口癖の一つでもあるからです。 <br />
本書には、「ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索」というサブタイトルがついています。著者は、東京大学大学院医学系研究科・医学部救急医学分野教授にして、さらに東京大学医学部附属病院救急部・集中治療部部長です。それにしても肩書きが長い！　そして、凄い！ <br />
何といっても、現役の東大医学部の教授で臨床医である著者が「霊」の存在を確信し、「人は死なない」と言い切ったところに、この本の最大の価値があります。 <br />
著者は、医師という仕事を通して死と生に直視してきた経験、大好きな登山で二度も死にかかった経験を語りながら、西洋医学では説明のつかない事実のエピソードを紹介します。また、これまでの宗教研究やスピリチュアリズム研究の事例なども目配りよく豊富に紹介しています。 <br />
著者いわく、本書のモチーフはきわめてシンプルなものだそうで、「人間の知識は微々たるものであること、摂理と霊魂は存在するのではないかということ、人間は摂理によって生かされ霊魂は永遠である、そのように考えれば日々の生活思想や社会の捉え方も変わるのではないかということ、それだけです」と「あとがき」に記しています。 <br />
本書でもっともわたしの心を打ったのは、著者の実母が孤独死をされて、変わり果てた姿で発見されたというくだりでした。亡き母の葬儀を営むにあたって、著者が多くの葬儀社の中からいちばん遺体の扱いが丁寧で良心的な業者を選んだというくだりも考えさせられました。 <br />
著者の亡くなったお母さんは、3日間浴槽に水没しておられたそうです。 <br />
検視に立ち会ったときは著者のみであり、発見者の弟さんを含めて他の身内は誰も故人の顔を見ていませんでした。その故人の顔を、葬儀社のスタッフがさりげなく「白い布で覆って棺の小窓には出ないようにしましょう」と言って気遣ってくれたそうです。 <br />
著者が「遺体の顔はどうするんだろう」と心配しかけたまさにそのとき、心中を読み取ったかのごとく絶妙のタイミングだったとか。 <br />
仕事とはいえ、その心配りに本当に感心したという著者は、次のように述べています。 <br />
「思えば、煩雑な諸手続きを代行し、傷んだ遺体をきれいに整えてくれた葬儀社というプロフェッショナル集団のおかげで、どれほど助かったことか。本当に、人は人に助けられている。我々医師は、患者やその家族にこれほどの心配りができているだろうかと、思わず考えさせられました」 <br />
わたしは、現役の東大医学部の教授が葬儀社を「プロフェッショナル集団」としてとらえ、"おくりびと"の仕事をここまで認めてくれていることを知って、非常に感動しました。 <br />
しかし、その直後の文章で、わたしはさらに感動することになります。 <br />
著者は、本書の138ページで次のように述べているのです。 <br />
「遺体というのは不思議なものです。 <br />
遺体は遺体でしかなく、単なる『モノ』でしかないわけであり、したがって執着するような対象ではないということを頭では理解していても、愛する者にとっては抜きがたい愛着を感じずにはいられないというのが、偽らざる本心です。 <br />
おそらく、遺体への配慮は理屈ではなく、情として自然に出てくるものなのでしょう。 <br />
『愛する人を亡くした人へ』という好著があり、自ら冠婚葬祭の会社を営んでいる一条直也氏は本の中で、葬儀とは『成仏』という儀式（物語）によって悲しみの時間を一時的に分断し、その物語の癒しによって、愛する人を亡くして欠けた世界を完全な状態にもどすこと、と願っています。私も、まったくその通りと思うのです」 <br />
このように、わたしの著書が突然紹介されて、非常に驚くとともに感動しました。 <br />
ただ、まことに残念なのは、わたしの名が「一条直也」と間違っていることでした。 <br />
「一条直也」は、「柔道一直線」の主人公ですよぉ！（涙）。 <br />
ということをブログに書いたところ、数日してから、なんと著者の矢作直樹氏から丁重な手紙が届きました。矢作氏は、わたしのブログを読まれたようです。 <br />
まず、わたしの名前が違っていたことをお詫びされ、こちらのほうが恐縮しました。 <br />
次回の増刷時に誤植も訂正して下さるそうで、ひと安心です。 <br />
それにしても、矢作氏の「礼」を重んじる姿勢には頭が下がりました。 <br />
東大病院の緊急医療のトップとして目の回るような忙しさのはずなのに、わたしごときに丁重なお手紙を書いて下さったのです。
また、わたしに対して過分なお言葉をたくさんお書き下さいました。 <br />
あくまで私信ですので、そのすべてを公開することはできません。 <br />
でも、一箇所だけ、わたしの心に大きなエネルギーを与えてくれた言葉を紹介させていただきたいと思います。矢作氏は、次のように書いて下さいました。 <br />
「一条様の著作はかねてより拝読させていただいており、『愛する人を亡くした人へ』では、その全体の斬新な文章構成、たいへん深い内容を読み手の心にそうようなやさしくわかりやすい文章で表現されていたことに感心させられ、いつか自分が文章を書くときがあったら、このような文章が書けたらと思っておりました」 <br />
わたしは、これを読んで、本当に嬉しく、また有難く感じました。 <br />
グリーフケアに対するわたしのささやかな想いを、東大医学部教授という日本の医学界のトップにおられる方に多少なりとも評価していただき、感無量です。 <br />
最後に、矢作氏の書かれた『人は死なない』は万人が読むべき本であり、わたしも多くの人々に薦めていきたいと思っています。特に葬祭関係者は必読だと思います。ぜひ、お読み下さい！  </p>

<p class="columnist">作家：<a href="http://www.ichijyo-shinya.com/" target="_blank">一条真也</a></p>
<h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">書籍のご紹介</span></h3>
<p>
<a href="http://www.amazon.co.jp/隣人の時代――有縁社会のつくり方-一条-真也/dp/4883205290/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1300163525&sr=8-1" target="_blank">『隣人の時代〜有縁社会のつくり方』（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/葬式は必要-一条-真也/dp/4575153532/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640046&sr=8-1" target="_blank">『葬式は必要！〜最期の儀式に迷う日本人のために』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/先祖と暮らす（仮）-双葉新書（１０）-一条-真也/dp/4575153591" target="_blank">『ご先祖さまとのつきあい方～お盆、お彼岸、墓参り、そして無縁社会を乗り越える生き方』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/愛する人を亡くした人へ-一条-真也/dp/4774510629/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『愛する人を亡くした人へ～悲しみを癒す15通の手紙』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/また会えるから-一条-真也/dp/4774512494/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640096&sr=1-1" target="_blank">『また会えるから』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8Ev%82%A2%8Fo%83m%81%5B%83g-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4774512044/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1247411950&sr=8-1" target="_blank">『思い出ノート』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/ロマンティック・デス―月を見よ、死を想え-一条-真也/dp/4344406761/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802890&sr=1-1" target="_blank">『ロマンティック・デス～月を見よ、死を想え』　（幻冬舎文庫）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433603382X/ref=rm_item" target="_blank">『魂をデザインする～葬儀とは何か』　（国書刊行会）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8D%C5%8A%FA%82%CC%83Z%83%8C%83%82%83j%81%5B-~%83%81%83%82%83%8A%83A%83%8B%83X%83%5E%83b%83t%82%AA%8C%A9%82%BD%81A%8A%B4%93%AE%82%CC%8E%C0%98b%8FW~-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4569773109/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=12525124" target="_blank">『最期のセレモニー～メモリアルスタッフが見た、感動の実話集』　（PHP研究所）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/むすびびと―こころの仕事-一条-真也/dp/4883204804/ref=sr_1_36?ie=UTF8&s=books&qid=1253385324&sr=1-36" target="_blank">『むすびびと～こころの仕事』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/結魂論―なぜ人は結婚するのか-一条-真也/dp/4880861588/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802942&sr=1-1" target="_blank">『結魂論～なぜ人は結婚するのか』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/老福論―人は老いるほど豊かになる-一条-真也/dp/4880861596/ref=sr_1_3/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802972&sr=1-3" target="_blank">『老福論～人は老いるほど豊かになる』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/世界をつくった八大聖人-人類の教師たちのメッセージ-一条-真也/dp/4569699391/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1208108381&sr=8-1" target="_blank">『世界をつくった八大聖人～人類の教師たちのメッセージ』　（PHP新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/面白いぞ人間学-人生の糧になる101冊の本-一条-真也/dp/4884747917/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『面白いぞ人間学～人生の糧になる101冊の本』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/人間関係を良くする17の魔法-一条-真也/dp/4884748387/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1232896842&sr=8-1" target="_blank">『人間関係を良くする17の魔法』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/涙は世界で一番小さな海―「幸福」と「死」を考える、大人の童話の読み方-一条-真也/dp/4883204855/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1257588961&sr=1-1" target="_blank">『涙は世界で一番小さな海～「幸福」と「死」を考える、大人の童 話の読み方』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/茶をたのしむ―ハートフルティーのすすめ-日本人の癒し-1/dp/4774510971/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1197822451&sr=8-1" target="_blank">『茶をたのしむ～ハートフルティーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/花をたのしむ-―ハートフルフラワーのすすめ-日本人の癒し2-一条-真也/dp/4774511862/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1236609278&sr=1-1" target="_blank">『花をたのしむ～ハートフルフラワーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/灯をたのしむ-―ハートフルライティングのすすめ-日本人の癒し3-一条-真也/dp/4774512133/ref=sr_1_1/375-3301007-2847505?ie=UTF8&s=books&qid=1252520205&sr=1-1" target="_blank">『灯をたのしむ～ハートフルライティングのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/香をたのしむ-―ハートフルフレグランスのすすめ-日本人の癒し4-一条-真也/dp/4774512257/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1260804533&sr=1-1" target="_blank">『香をたのしむ～ハートフルフレグランスのすすめ』　（現代書林）</a><br />
</p>
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    </content>
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    <title>台風と神道 - 一条真也の「真心」コラム</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kazenoashiato.jp/column03/111001/" />
    <id>tag:www.kazenoashiato.jp,2011:/column03//7.175</id>

    <published>2011-10-01T11:29:33Z</published>
    <updated>2011-10-01T20:29:33Z</updated>

    <summary>台風と神道～ありえねーくらい、こわい！～一条真也の「真心」コラムVol.33～一条真也　毎日＠葬儀　風のあしあと</summary>
    <author>
        <name>風のあしあと事務局</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kazenoashiato.jp/column03/">
        <![CDATA[<p>こんにちは、一条真也です。  </p>

<p>台風15号は、全国各地で甚大な被害を残しました。 <br />
首都圏を直撃した9月21日の夜、わたしは東京にいました。大塚のホテルベルクラシックで開催されていた全互協の柴山文夫前会長の叙勲祝賀会に出席していたのです。 <br />
まさに祝賀会の最中に台風15号が東京を直撃。JR山手線をはじめ、各種交通機関がストップしました。わたしは大塚からなんとか目白まで行き、そこから30分ほど待ってタクシーを拾い、赤坂見附の宿まで帰りつきました。 <br />
本当は、横浜に住んでいる長女と落ち合うために山手線で新橋まで行く予定でした。 <br />
しかし、乗り込んだ電車が目白で止まってしまったために目白駅で降りたのです。 <br />
新橋では、タクシー待ちの人々が長蛇の列をなし、20～30分に1台しかタクシーの空車が来なかったそうです。北九州の自宅でテレビを見ていた妻から連絡が入りました。 <br />
あのまま新橋に向かっていたら、危うく帰泊難民になるところでした。 <br />
傘は吹き飛ばされそうだし、骨折した足は痛いし、引出物の大きな袋を2つも抱えているし、一時は絶体絶命かと思いました。それにしても、19時半にはすでに雨はやみ風が強めに吹いていただけでしたが、あれでも山手線が止まるのですね。 <br />
まるでバブル全盛期の銀座や六本木みたいにタクシーも全然拾えないし、国際都市・東京は意外と災害などのトラブルに弱いということがわかりました。 <br />
北九州にいると、まずタクシーが拾えないということはありません。 <br />
なにしろ、タクシー保有台数日本一を誇る第一交通の本社が小倉にありますから。 <br />
昨夜は、東京だけでなく、横浜も混乱していました。 <br />
横浜駅も全線ストップしてしまい、長女とは結局会えませんでした。 <br />
それにしても、引出物が重かった。中味は桐箱に入ったドラ焼で、菊の御紋入りでした。 <br />
さて台風15号は、首都圏を直撃した後、東北に向かいました。 <br />
気仙沼や石巻といった東日本大震災の被災地が台風の被害に遭う光景をテレビのニュースで見て、涙が出ました。仮設住宅に住む方々にまで避難勧告が出るのは、やりきれません。 <br />
せめて、東北だけは避けてほしかったです。 <br />
しかも、涙ぐんでいたら地震までありました。 <br />
まったく、今年は自然の脅威を嫌というほど思い知らされます。 <br />
よく、「自然を守ろう」とか「地球にやさしく」などと言います。 <br />
しかし、それがいかに傲慢な発想であるかがわかります。 <br />
やさしくするどころか、自然の気まぐれで人間は生きていられるのです。 <br />
生殺与奪権は人間にではなく、自然の側にあるということです。 <br />
実際、今回の台風でも、多くの死者・行方不明者が出ています。 <br />
また、四国・中国地方を縦断した台風12号は、紀伊半島などで100人以上の死者・行方不明者を出し、平成最悪級の被害となりました。  </p>

<p>わたしは台風の脅威を目の当たりにしながら、日本が台風と地震の国、すなわち自然災害の国であることを再確認しました。そして、台風や地震を畏れる気持ちが日本固有の宗教である「神道」を生む原動力となったように思いました。 <br />
神道とは何でしょうか。日本を代表する宗教哲学者（京都大学こころの未来研究センター教授）にして神道ソングライターであり、また神主でもある鎌田東二氏が、すっきりとした説明をしてくれます。 <br />
鎌田氏は、著書『神道とは何か』（PHP新書）で次のように述べています。 <br />
「さし昇ってくる朝日に手を合わす。森の主の住む大きな楠にも手を合わす。台風にも火山の噴火にも大地震にも、自然が与える偉大な力を感じとって手を合わす心。 <br />
どれだけ科学技術が発達したとしても、火山の噴火や地震が起こるのをなくすことはできない。それは地球という、この自然の営みのリズムそのものの発動だからである。その地球の律動の現れに対する深い畏怖の念を、神道も、またあらゆるネイティブな文化も持っている。インディアンはそれをグレート・スピリット、自然の大霊といい、神道ではそれを八百万の神々という」 <br />
「カミ」という名称の語源については、「上」「隠身」「輝霊」「鏡」「火水」「噛み」など古来より諸説があるものの、定説はありません。 <br />
でも、江戸時代の国学者である本居宣長は大著『古事記伝』で、「世の尋（つね）ならず、すぐれたる徳（こと）のありて、畏（かしこ）きもの」と「カミ」を定義しました。 <br />
つまり現代の若者風に言えば、「ちょー、すごい！」「すげー、かっこいい！」「めっちゃ、きれい！」「ちょー、ありがたい」「ありえねーくらい、こわい」などの形容詞や副詞で表現される物事への総称が神なのですね。このたびの東日本大震災や台風12号および15号は、日本人にとって「ありえねーくらい、こわい」ものでした。 <br />
このように、神道とは日本人の「こころ」の主柱です。 <br />
そして、日本人の「こころ」の柱は他にも存在します。仏教と儒教です。 <br />
神道、仏教、儒教の三本柱が混ざり合っているところが日本人の「こころ」の最大の特徴であると言えるでしょう。それをプロデュースした人物こそ、かの聖徳太子でした。 <br />
聖徳太子こそは、宗教と政治における大いなる編集者だったのです。 <br />
儒教によって社会制度の調停をはかり、仏教によって人心の内的平安を実現する。 <br />
すなわち心の部分を仏教で、社会の部分を儒教で、そして自然と人間の循環調停を神道が担う。三つの宗教がそれぞれ平和分担するという「和」の宗教国家構想を聖徳太子は説いたのです。いわば、神と仏を共生させるという離れ業をやったわけですね。
冠婚葬祭という日本人の精神文化も、聖徳太子の大いなる遺産ではないでしょうか。  </p>

<p class="columnist">作家：<a href="http://www.ichijyo-shinya.com/" target="_blank">一条真也</a></p>
<h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">書籍のご紹介</span></h3>
<p>
<a href="http://www.amazon.co.jp/隣人の時代――有縁社会のつくり方-一条-真也/dp/4883205290/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1300163525&sr=8-1" target="_blank">『隣人の時代〜有縁社会のつくり方』（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/葬式は必要-一条-真也/dp/4575153532/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640046&sr=8-1" target="_blank">『葬式は必要！〜最期の儀式に迷う日本人のために』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/先祖と暮らす（仮）-双葉新書（１０）-一条-真也/dp/4575153591" target="_blank">『ご先祖さまとのつきあい方～お盆、お彼岸、墓参り、そして無縁社会を乗り越える生き方』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/愛する人を亡くした人へ-一条-真也/dp/4774510629/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『愛する人を亡くした人へ～悲しみを癒す15通の手紙』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/また会えるから-一条-真也/dp/4774512494/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640096&sr=1-1" target="_blank">『また会えるから』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8Ev%82%A2%8Fo%83m%81%5B%83g-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4774512044/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1247411950&sr=8-1" target="_blank">『思い出ノート』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/ロマンティック・デス―月を見よ、死を想え-一条-真也/dp/4344406761/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802890&sr=1-1" target="_blank">『ロマンティック・デス～月を見よ、死を想え』　（幻冬舎文庫）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433603382X/ref=rm_item" target="_blank">『魂をデザインする～葬儀とは何か』　（国書刊行会）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8D%C5%8A%FA%82%CC%83Z%83%8C%83%82%83j%81%5B-~%83%81%83%82%83%8A%83A%83%8B%83X%83%5E%83b%83t%82%AA%8C%A9%82%BD%81A%8A%B4%93%AE%82%CC%8E%C0%98b%8FW~-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4569773109/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=12525124" target="_blank">『最期のセレモニー～メモリアルスタッフが見た、感動の実話集』　（PHP研究所）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/むすびびと―こころの仕事-一条-真也/dp/4883204804/ref=sr_1_36?ie=UTF8&s=books&qid=1253385324&sr=1-36" target="_blank">『むすびびと～こころの仕事』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/結魂論―なぜ人は結婚するのか-一条-真也/dp/4880861588/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802942&sr=1-1" target="_blank">『結魂論～なぜ人は結婚するのか』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/老福論―人は老いるほど豊かになる-一条-真也/dp/4880861596/ref=sr_1_3/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802972&sr=1-3" target="_blank">『老福論～人は老いるほど豊かになる』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/世界をつくった八大聖人-人類の教師たちのメッセージ-一条-真也/dp/4569699391/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1208108381&sr=8-1" target="_blank">『世界をつくった八大聖人～人類の教師たちのメッセージ』　（PHP新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/面白いぞ人間学-人生の糧になる101冊の本-一条-真也/dp/4884747917/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『面白いぞ人間学～人生の糧になる101冊の本』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/人間関係を良くする17の魔法-一条-真也/dp/4884748387/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1232896842&sr=8-1" target="_blank">『人間関係を良くする17の魔法』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/涙は世界で一番小さな海―「幸福」と「死」を考える、大人の童話の読み方-一条-真也/dp/4883204855/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1257588961&sr=1-1" target="_blank">『涙は世界で一番小さな海～「幸福」と「死」を考える、大人の童 話の読み方』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/茶をたのしむ―ハートフルティーのすすめ-日本人の癒し-1/dp/4774510971/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1197822451&sr=8-1" target="_blank">『茶をたのしむ～ハートフルティーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/花をたのしむ-―ハートフルフラワーのすすめ-日本人の癒し2-一条-真也/dp/4774511862/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1236609278&sr=1-1" target="_blank">『花をたのしむ～ハートフルフラワーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/灯をたのしむ-―ハートフルライティングのすすめ-日本人の癒し3-一条-真也/dp/4774512133/ref=sr_1_1/375-3301007-2847505?ie=UTF8&s=books&qid=1252520205&sr=1-1" target="_blank">『灯をたのしむ～ハートフルライティングのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/香をたのしむ-―ハートフルフレグランスのすすめ-日本人の癒し4-一条-真也/dp/4774512257/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1260804533&sr=1-1" target="_blank">『香をたのしむ～ハートフルフレグランスのすすめ』　（現代書林）</a><br />
</p>
]]>
        

    </content>
</entry>

<entry>
    <title>丹波哲郎さんを偲ぶ「あの人との思い出」 - 嵯峨聖子の【言の葉おくりびと】</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kazenoashiato.jp/special/111001/" />
    <id>tag:www.kazenoashiato.jp,2011:/special//2.174</id>

    <published>2011-09-30T18:18:36Z</published>
    <updated>2011-10-01T03:18:36Z</updated>

    <summary>嵯峨聖子の【言の葉おくりびと】～丹波哲郎さんを偲ぶ～「あの人との思い出」</summary>
    <author>
        <name>風のあしあと事務局</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kazenoashiato.jp/special/">
        <![CDATA[<div class="specialArticle">
<div class="volTitle"><h2 class="titleArticle">俳優 丹波哲郎を支えてきたもの．．．．</h2>
</div><!-- /volTitle -->
<p>
『007は二度死ぬ』<br />
映画ファンならずとも そのタイトルを見れば、誰もが知っているイギリス映画。<br />
その作品をはじめとする数々の外国映画にも出演し、世界に羽ばたく国際俳優の
先駆けとなった、日本の顔である俳優、丹波哲郎さん。<br />
<br />
<img alt="tamba_6.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/tamba_6.jpg" width="300" height="400" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
いつお会いしても、どんな場面においても変わらぬどっしりとした、<br />
その絶対的な存在感は在りし日の丹波哲郎さんのイメージそのものでした。<br />
けれど、その『 俳優　丹波哲郎 』の変わらぬイメージを維持し守るために、<br />
そこには、如何なるときも揺るがず見守り続けたご家族、そして最愛の妻、<br />
貞子さんの存在があってこその現実であった事をどれだけの人がご存知だったでしょうか・・・<br />
<br />
丹波哲郎　1922年7月17日～2006年9月24日　享年84歳<br />
<br />
2006年9月・・・<br />
東京の青山葬儀所で営まれた葬儀には私も取材陣の一人として立ち合わせて頂きました。<br />
石原裕次郎さん、美空ひばりさん等、大スターと呼ばれる数多くの方々を送ってきた<br />
その式場での告別式、この日も丹波哲郎さんを偲び多くの弔問客が次々と訪れ、
行列が出来る程のその様子を眺める私は、84年の年月を経て生きた丹波さんの
人間の深さ、人生の重みを感じる瞬間でもありました。<br />
<br />
丹波さんは俳優として世界を股にかけ国際的に、そしてあるときは霊界の話もするなどし<br />
その発言や思考は地球規模にも及びました。しかし、そんな豪放磊落な印象の丹波さんが<br />
「実は人一倍心配症で、繊細であった・・・」<br />
今回お話をお伺いさせて頂いた、ご長男で俳優の丹波義隆さんは、<br />
お父様の素顔をそう語り、たくさんのエピソードの中には必ずと言っていいほど、<br />
長年寄り添った妻、貞子夫人の存在があった事をお話をして下さったのです。<br />
<br />
<img alt="tamba_2.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/tamba_2.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
<br />
丹波哲郎さんの妻、貞子さんは義隆さんが3歳の頃、ある日突然、<br />
身体の不調を訴え、気が付いたときには車椅子での生活を強いられる事となります。<br />
義隆さんが物心付いてから以降は、すでにお母様が歩いている姿は見ることが無かったと言います。<br />
でも、この事実は親戚以外の者には知らされることはなく、<br />
それはマスコミにとっても例外ではなく「知られざる現実」でした。<br />
貞子さんの病気は『小児麻痺』　歩く事は出来ず、右手も不自由になり、<br />
力を入れることもままならない状態・・・<br />
主婦として必須である家事全般でさえが、簡単な作業ではなくなり・・・<br />
両手を合わせ作る「おにぎり」でさえ、貞子さんにとっては困難を極めていました。<br />
<br />
義隆さんがまだ小さい幼稚園児の頃、こんな事がありました。<br />
遠足で園児たちはみんな手作りのお弁当を持参だった時のことです。<br />
子供にとっては、お母さんが作ってくれたお弁当を開く瞬間は、<br />
ワクワクする、楽しみの一つでもあるはず・・・<br />
けれど、丹波家、義隆さんのお弁当は注文したお寿司屋の巻物でした。<br />
勿論、当時、お寿司と言えば、子供ではなかなか口にする事のない高級品です。<br />
ところが、本来なら心弾ませるお弁当の時間、義隆さんにとっては、<br />
一番苦痛を感じる時間だったのです。「赤いタコのウインナーが食べたい・・・」<br />
何でも欲しい物は買い求められ、苦労も無く伸び伸びと明るく育った義隆さん、<br />
けれど、そんなささやかな事に人と違う違和感を覚え悲しさを感じていました。<br />
貞子さんは、そんな義隆さんの思いに気付いていました。そして、母親としてなんとか<br />
我が子の気持ちに応えようとします。不自由な手でも作れる温かみのあるお弁当・・・<br />
そう考え作ったのは、食パンを丸めてロールパンにした手作りのお弁当でした。<br />
包丁を使わなくても身体を起こさず寝たままでも、ロールパンなら、身体の重みを利用し<br />
なんとか転がすだけで完成できます。パンの中には義隆さんの好きだった赤いウインナーの<br />
具材も入っていました。それは不自由な身体を駆使し作った愛息への最高 の手作り弁当でした。<br />
<br />
<img alt="tamba_1.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/tamba_1.jpg" width="350" height="263" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
そんな貞子夫人は丹波家にとって『太陽』でした。<br />
衛星の中でも太陽の存在が重要視されているがごとく、<br />
ご家族は太陽である貞子さんを中心に回っ ていたのです。<br />
それはハンディキャプがあることなど忘れてしまうほどで、貞子さんが居ないと、
家の中が暗くなる程だったといいます。とにかく明るい貞子夫人・・・<br />
勿論それは、世界に目を向け活動する丹波哲郎さんにとっても例外では有りません。　<br />
まさにその存在は光りを放つ『太陽』そのものでした。<br />
<br />
<div class="wrapMgTop20"><h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">丹波哲郎</span><span class="fontLM">1922年(大正11年)〜2006年(平成18年)</span></h3>
<div class="boxPart1"><div class="pic"><img alt="00001.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/00001.jpg" width="140" height="140" class="mt-image-none" style="" /></div><div class="text"><h4><strong>丹波哲郎</strong></h4><p>出身地：東京都<br />
<br />
1922年　7月17日　東京都出身<br />
2006年　9月24日　死去　享年84歳<br />
<br />
創芸小劇場、文化座を経て新東宝に入社<br />
1952年　映画「殺人容疑者」にてデビュー<br />
1960年　テレビドラマ「トップ屋」で注目<br />
1967年　イギリス映画「007は二度死ぬ」に出演<br />
　　　　　　三船敏郎氏に次ぐ国際俳優と呼ばれる。<br />
1968年　テレビドラマ「キーハンター」に主演<br />
　　　　　　その後、「アイフル大作戦」「Gメン'７５」と出演<br />
　　　　　　TBS系土曜午後９時の顔となる。<br />
1974年　映画「砂の器」に出演<br />
1980年　映画「二百三高地」に出演<br />
　　　　　　ブルーリボン賞助演男優賞<br />
　　　　　　日本アカデミー賞最優秀助演男優賞受賞<br />
<br />
50年以上に及ぶ俳優生活の間、テレビドラマ、外国映画の10本を含む、
300本以上の作品に出演する。<br />
<br />
</p></div><!-- /text --></div><!-- /boxPart1 --></div><!-- /wrapMgTop20 --><div class="wrapMgTop20"><div class="volTitle">
　<h2 class="titleArticle">家族があればこその優しさ・・・・</h2></div><!-- /volTitle --></div><!-- /wrapMgTop20 --><p>
<br />
自身の事よりもまずは『俳優　丹波哲郎』に惜しみなく光を注ぎ、<br />
見守り続けた貞子夫人。その人生は、まさに丹波さんと共に生き過ごした年月・・・<br />
『俳優 丹波哲郎』を守る事に命を駆けたと言っても過言ではないほどでした。<br />
ある時、丹波哲郎さんが女性問題でマスコミを賑わす出来事もありました。<br />
でも、そんな時でも貞子さんは、「知ってるわよ・・・」<br />
問いかけた義隆さんの言葉にそう答え、「自分がこんな身体だからね・・・」<br />
そう答え、騒ぎもせず現実をしっかりと受け止めていたそうです。<br />
外で悪さをしたやんちゃな夫の行動に対しても常に夫を思い、至極冷静な妻・・・<br />
そんなご両親の様子を眺め、おそらく息子である義隆さんの気持ちの方が、<br />
怒り漣立つ出来事だったことでしょう。<br />
<br />
<img alt="tamba_3.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/tamba_3.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
<br />
そんな生前のお父様の事を義隆さんは・・・<br />
「親父は人生を謳歌した・・・羨ましいとも思う」<br />
元気な時には反面教師で、良くも悪しくも同じ男として一番に意識する存在。<br />
同じ俳優の道を選んだ事については、「役者としては親父は天才」<br />
「天性の才能を持つ親父と自分を比べるなんて、愚かなこと」<br />
丹波流のその記憶にも残る演技を真似する事など自分には出来ないと、そう語っています。<br />
<br />
けれど、お父様が亡くなって5年、その思いにも少し変化が出て来たようです。<br />
「親父だったらどう演じていただろう？」<br />
年齢と共に重みのある役どころの演技を求められるとき、さまざまな場面において、<br />
義隆さんはふと、お父様のことを思い想像する場面が以前より増えてきたといいます。<br />
<br />
一枚の写真があります。<br />
お父様が亡くなった年、2006年12月、映画の日『中央式典』のものです。<br />
丹波哲郎さんが『特別功労賞』を受賞し、父に代わり義隆さんが登壇したのです。
この時に着用したタキシード、これはお父様のものでした。<br />
<br />
<img alt="tamba_7.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/tamba_7.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
<br />
サイズはピッタリでいっさい直すことなく、着用されたそうです。<br />
そして、この時伝えた喜びのメッセージは　お父様の表情が伺えるものでした。<br />
「父のタキシードを着ていますので、父の気持ちが分かります。<br />
<br />
父なら　きっとこう言うでしょう・・・・今頃、賞をよこしやがって、遅いんだよ、<br />
俺の凄さが分かるのが！　　でも、ありがとう！」<br />
お父様の事を熟知したユーモアいっぱいの義隆さんの言葉に会場は大うけしたそうです。<br />
愛情溢れる、息子さんならではのエピソードです。<br />
<br />
忙しい中でも、家族で旅することが度々あったという丹波さん一家。<br />
貞子夫人はハワイがお好きでした。日本と違い周りを気にせずご主人と過ごされる空気は、<br />
きっと心からホッとする安らぎのひとときだったことでしょう。<br />
けれど、そんな時でもいつも『俳優 丹波哲郎』の妻であることを忘れる事はありませんでした。<br />
ご自身の乗る車椅子を　ご主人である丹波さんが押す事だけは拒んだそうです。<br />
『丹波哲郎』が、それをしてはいけない・・・<br />
丹波さんがどう見られているか、どうあるべきか、貞子夫人にとって それが一番の課題でした。<br />
それは、俳優として売れて認知される前からずっと・・・<br />
裕福でなかったときもお金の心配も生活もすべて貞子夫人が賄っていたそうです。<br />
<br />
<img alt="tamba_4.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/tamba_4.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
<br />
『俳優  丹波哲郎』<br />
お話を伺えば伺うほど、見えてくるのはその傍らには常にご家族の存在があり、<br />
商品である『丹波哲郎』の為、如何なる時も溢れる愛情でそれを育ててきたということ。<br />
そう、貞子夫人という太陽の光りを中心に・・・<br />
<br />
貞子夫人が丹波哲郎さんよりも早く、1996年に他界されたあと、<br />
丹波さんのそれまでのようにパワフルでお元気な様子が伝わって来なくなったと感じたのは、<br />
やはり、貞子夫人の存在が大きかったからではないでしょうか・・・<br />
<br />
以前、私が一度だけ、取材で都内にあった丹波邸に訪ねた時のことです。<br />
ご自宅内で丹波さんにインタビューするという取材でした。<br />
広いリビングに通され、ディレクターとカメラクルーとでスタンバイ・・・<br />
そこに登場された丹波さんは、今までのイメージを覆すくらいなイメージ・・・<br />
カメラの位置などもこちら側の身になって細かい事にも目を配る心配をして下さり、<br />
すべての取材を終え、帰ろうとする際には、私達を玄関まで見送って下さり、<br />
その後の帰り道まで心配りして頂き・・・・<br />
親しい人をお見送りするような様子で最後まで私達を見届けて下さってたのです。<br />
私はそんな丹波さんの優しい眼差し、そこにある本当の『丹波哲郎』の姿を背中で感じていました。<br />
それは、ただただ優しい、ごく普通のまさしく「日本の父」のそのものでした。<br />
<br />
今回、お話をさせて頂く中で、義隆さんはじめご家族は、<br />
「本当は家族だけでひっそりと葬儀をしたかったんです。」<br />
相応しいと感じたあの大きな葬儀に立ち会った私は、そんな意外なお話を耳にし驚きました。<br />
けれど、ご家族を大事にしていた丹波さん、身内でしか分からないお父様の家庭的な人柄、<br />
優しさに触れながら、その思いが理解出来た気がしました。<br />
<br />
丹波家にあってそのご両親を絶えず見てきた長男、丹波義隆さんは、<br />
最近、よくお父様に問いかけるそうです。<br />
「どうしたらいいかな？　これから俳優として・・・」<br />
その応えはおそらく、義隆さんだけにしか見出す事は出来ないでしょう。<br />
けれど、前にも増してお父様に似てきた様子の中にすでにその答えが隠されている気がしました。<br />
<br />
そして、もうひとつ・・・<br />
夫唱婦随であったからこそ成り得たのが『俳優　丹波哲郎』であるとするならば、<br />
息子の義隆さんは、すでにご両親の歩まれた夫婦と同じ道を歩んでいらっしゃる気がします。<br />
何故ならば、義隆さんの傍らには常に的確にご主人をサポートする奥様がいらっしゃるのです。<br />
そう、かつての丹波哲郎さんと貞子夫人のように・・・<br />
<br />
<img alt="tamba_5.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/tamba_5.jpg" width="300" height="400" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
<br />
『俳優　丹波哲郎』から『俳優　丹波義隆』へ・・・<br />
時は諸行無常の中、語り継ぎ演じるバトンは、移り行く時代と共に確実にその歩を進めている、<br />
そうした留まる事のない月日の流れをお父様の事を語る義隆さんの表情から見た気がしました。<br />
<br />
丹波哲郎さん・・・<br />
今頃、何処を旅していらっしゃるでしょうか・・・<br />
もう、貞子夫人との再会は果たされたでしょうか・・・<br />
あちらの国からも目を細め心配しながら我が子の姿を見守っていることでしょう。<br />
そう、きっと、あの日のように・・・<br />
<br />
<br />
<div class="wrapMgTop20"><h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">取材協力：丹波義隆さんの紹介</span><span class="fontLM"></span></h3>
<div class="boxPart1"><div class="pic"><img alt="0015.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/00002.jpg" width="140" height="140" class="mt-image-none" style="" /></div><div class="text"><h4><strong>丹波義隆(たんばよしたか)</strong></h4><p><br />
1955年　東京都杉並区生まれ<br />
1973年　映画「二十歳の原点」<br />
1974年　映画「青葉繁れる」で本格的にデビュー　「蔵王絶唱」<br />
1976年　「Gメン'75シリーズ」「俺たちの旅」「刑事物語」<br />
1977年　映画「アラスカ物語」で父、丹波哲郎氏と父子共演を果たす<br />
 <br />
その後も「七人の刑事」「連合艦隊」「特捜最前線」「真田太平記」<br />
「水戸黄門」最近では「絶対零度」等、毎年数々の作品に出演<br />
 <br />
現在では、旅やバラエティ番組にも活動範囲を広げる一方で、<br />
ハンディキャップを持っていた母、貞子さんとの生活をテーマに講演活動も行う。<br />
趣味は、野球、水泳、スキー、写真、フルート、アルトサックス、<br />
ラジコン、鉄道模型、パソコン、ソシアルダンス等、幅広く興味を持つ。<br />
</p></div><!-- /text --></div><!-- /boxPart1 --></div><!-- /wrapMgTop20 -->
<div class="wrapMgTop20">
<h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">嵯峨 聖子のご紹介</span></h3>
<div class="boxPart1"><div class="pic"><img alt="0001.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/0001.jpg" width="120" height="139" class="mt-image-none" style="" /></div><div class="text"><p>3月2日生まれ/A型<br />
文化女子大学　生活造形学科中退<br />
大分県別府市生まれ、兵庫県尼崎市育ち<br />
<br />
ヴォイストレーナーの第一人者である大本恭敬氏を師に持ち、土居甫氏にダンスを伝授された嵯峨聖子は、歌手としてデビューし、全国高等学校サッカー選手権大会歌として、現在も幅広い世代に親しまれている「ふり向くな君は美しい」などを発表。<br />
また「別れても好きな人」でヒットした「ロス・インディオス」の女性二代目ボーカリストとして参加。その後、テレビ番組でのアシスタントやラジオDJを経て、ワイドショーを中心としたリポーターとして活動を始める。<br />
911NY同時多発テロなどの事件、著名人の葬儀、巨人軍のキャンプの中継など、幅広く取材を担当した。<br />
「唄うように語り、語るように唄う」をモットーに、説得力ある魅力的な「声」と「語り口」で人気。<br />
2010年6月より福岡放送『めんたいワイド』の芸能コーナーにレギュラー出演中<br />
趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞、野球観戦、旅行、料理、詩作、絵画。<br />
<br />
嵯峨 聖子ＨＰ
<a href="http://www.sagaseiko.com/" target="_blank">http://www.sagaseiko.com/</a></p>
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    <title>被災地の月 - 一条真也の「真心」コラム</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kazenoashiato.jp/column03/110915/" />
    <id>tag:www.kazenoashiato.jp,2011:/column03//7.173</id>

    <published>2011-09-15T08:44:45Z</published>
    <updated>2011-09-15T17:44:45Z</updated>

    <summary>被災地の月～すべての人が帰るふるさと～一条真也の「真心」コラムVol.32～一条真也　毎日＠葬儀　風のあしあと</summary>
    <author>
        <name>風のあしあと事務局</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kazenoashiato.jp/column03/">
        <![CDATA[<p>こんにちは、一条真也です。  </p>

<p>いま、この原稿を仙台のホテルで書いています。 <br />
今日は東北の三陸海岸沿いの被災地を回ってきました。 <br />
本当は５月に訪れるはずだったのですが、わたしが足を骨折したために被災地訪問が大幅に遅れてしまったのです。 <br />
２０１１年３月１１日は、日本人にとって決して忘れることのできない日になりました。 <br />
三陸沖の海底で起こった巨大な地震は、信じられないほどの高さの大津波を引き起こし、東北から関東にかけての太平洋岸の海沿いの街や村々に壊滅的な被害をもたらしました。その被害は、福島の第一原子力発電所の事故を引き起こし、いまだ現在進行形の大災害は続いています。 <br />
大量死の光景は、仏教でいう「末法」やキリスト教でいう「終末」のイメージそのものでした。 <br />
この国に残る記録の上では、これまでマグニチュード９を超す地震は存在していませんでした。地震と津波にそなえて作られていたさまざまな設備施設のための想定をはるかに上回り、日本に未曾有の損害をもたらしました。じつに、日本列島そのものが歪んで２メートル半も東に押しやられたそうです。 <br />
わたしは、今も海の底に眠る犠牲者の御霊に対して心からの祈りを捧げるとともに、「ぜひ、祖霊という神となって、次に津波が来たら子孫をお守り下さい」との願いを込め、次の歌を詠みました。 <br />
「願はくば海に眠れる御霊らよ　神の心で子孫をまもれ」  </p>

<p>のどかなイメージの岩手県の一関から宮城県の気仙沼に近づくにつれ、周囲の風景が一変しました。 <br />
いたるところ建物が崩壊しており、ガレキだらけです。 <br />
きわめつけは陸上に漂着した船で、まるで宇宙戦艦ヤマトのような異様な光景に慄然としました。 <br />
それから、気仙沼から南三陸へ向いました。 <br />
途中で、三陸線の鉄道線路がブツッと切れていました。 <br />
わたしは、多くの人命を奪った三陸の海をしばらく眺めました。 <br />
南三陸町は根こそぎ津波にやられており、一面が廃墟という有様でした。 <br />
そんな中に、かの防災対策庁舎がありました。津波が来たとき、最後までマイクで非難を住人に呼びかけ続け、自らは犠牲となってしまった女性職員がいた庁舎です。 <br />
ここは建物の廃墟の前に祭壇が設えられ、花や飲み物やお菓子などが置かれていました。 <br />
そして、多くの人々がこの場所を訪れていました。それにしても、見渡す限り一面が廃墟です。 <br />
この場所のみならず、東北一帯で多くの人が亡くなりました。 <br />
大地震と大津波で、３・１１以降の東北はまさに「黄泉の国」となりました。 <br />
黄泉の国とは『古事記』に出てくる死後の世界で、いわゆる「あの世」です。 <br />
古代、「あの世」と「この世」は自由に行き来できたと神話ではされています。 <br />
それが日本では、７世紀頃にできなくなりました。 <br />
それまで「あの世」に通じる通路はいたる所にあったようですが、イザナギの愚かな行為によってその通路が断ち切られてしまいました。 <br />
イザナギが亡くなった愛妻イザナミを追って黄泉の国に行きました。 <br />
そこまでは別に構わないのですが、彼は黄泉の国で見た妻の醜い姿に恐れをなして、逃げ帰ってきたのです。イザナギの心ない裏切りによって、あの世とこの世をつなぐ通路だったヨモツヒラサカは１０００人で押しても動かない巨石でふさがれました。 <br />
以上が『古事記』で語られている神話ですが、このたびのマグニチュード９の巨大地震は時間と空間を歪めてヨモツヒラサカの巨石を動かし、黄泉の国を再び現出させてしまったのではないか。 <br />
そのような妄想さえ抱かせる大災害でした。 <br />
わたしは、「東北でヨモツヒラサカが再び通じた３・１１をけっして忘れず、生存者は命が続く限りおぼえておこう」という願いを込め、数珠を持って次のような短歌を詠みました。 <br />
「みちのくの　よもつひらさか開けたる　あの日忘るな命尽くまで」  </p>

<p>防災対策庁舎の横には、グニャリと曲がった自動車がありました。 <br />
まるで、サルバドール・ダリの描いた熱で曲がった時計の絵のような光景です。 <br />
そんなシュールな絵をながめながら、わたしは目に映る世界が現実であることを確認していました。 <br />
見ると、「チリ地震の津波水位」を示した看板が倒壊しており、非常に切なかったです。 <br />
さらに、南三陸から石巻に向いました。 <br />
まず、巨大なクジラ大和煮の缶詰が地上に転がっているのに度肝を抜かれました。 <br />
缶詰工場の巨大オブジェが津波で流されてきたのです。 <br />
その近くには、おびただしいガレキの山が延々と続いていました。 <br />
石巻といえば、大好きな漫画家である石ノ森章太郎の「萬画館」があります。訪れてみると、もちろん閉館でしたが、「再開して」とか「がんばれ、石巻」とかたくさんの寄せ書きが扉に書かれていました。 <br />
一番大きな「復興！」という文字は、俳優の藤岡弘さんのものでした。 <br />
言わずとしれた仮面ライダー１号の本郷猛を演じた役者さんです。 <br />
萬画館の前には教会がありましたが、これも津波でボロボロになっていました。 <br />
ふと空を見上げると、月が上っていました。 <br />
それから、土葬が行われた公営地に向いました。 <br />
わたしが想像していたよりも、ずっと街中にあったので驚きました。 <br />
「撮影禁止　石巻市」の看板がいくつも掲げられていました。 <br />
おそらく、無神経に鎮魂の土地をカメラに収めようとする輩が後を絶たなかったのでしょう。 <br />
当初、２年後の三回忌を目安に掘り起こして火葬にするとされていましたが、火葬場などの復旧を受けて、多くの遺体はほぼ掘り起こされて火葬され直したようです。 <br />
ただし、一部の身元不明遺体はそのまま土葬の状態です。 <br />
そこには、「火葬して遺骨を手元に置いておきたい」「先祖と同じ墓に入れてあげたい」「変わり果てた姿をそのままにして土葬しておくのはしのびない」など、さまざまな考えがあるでしょうが、「人並みに火葬にしてあげたい」という遺族の強い想いは共通しています。 <br />
ひっそりと静まりかえる土葬の地の上空にも月がありました。 <br />
それを見ていると、月こそ「あの世」であるという想いが強くなりました。 <br />
世界中の古代人たちは、人間が自然の一部であり、かつ宇宙の一部であるという感覚とともに生きていました。そして、死後への幸福なロマンを持っていました。その象徴が月です。 <br />
彼らは、月を死後の魂のおもむくところと考えました。 <br />
月は、魂の再生の中継点と考えられてきたのです。 <br />
多くの民族の神話と儀礼において、月は死、もしくは魂の再生と関わっています。 <br />
規則的に満ち欠けを繰り返す月が、死と再生のシンボルとされたことはきわめて自然でしょう。 <br />
夕暮れ時の石巻の上空にかかる月を見上げながら、わたしは次の歌を詠みました。 <br />
「天仰ぎ　あの世とぞ思ふ望月は　すべての人が帰るふるさと」  </p>

<p class="columnist">作家：<a href="http://www.ichijyo-shinya.com/" target="_blank">一条真也</a></p>
<h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">書籍のご紹介</span></h3>
<p>
<a href="http://www.amazon.co.jp/隣人の時代――有縁社会のつくり方-一条-真也/dp/4883205290/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1300163525&sr=8-1" target="_blank">『隣人の時代〜有縁社会のつくり方』（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/葬式は必要-一条-真也/dp/4575153532/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640046&sr=8-1" target="_blank">『葬式は必要！〜最期の儀式に迷う日本人のために』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/先祖と暮らす（仮）-双葉新書（１０）-一条-真也/dp/4575153591" target="_blank">『ご先祖さまとのつきあい方～お盆、お彼岸、墓参り、そして無縁社会を乗り越える生き方』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/愛する人を亡くした人へ-一条-真也/dp/4774510629/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『愛する人を亡くした人へ～悲しみを癒す15通の手紙』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/また会えるから-一条-真也/dp/4774512494/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640096&sr=1-1" target="_blank">『また会えるから』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8Ev%82%A2%8Fo%83m%81%5B%83g-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4774512044/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1247411950&sr=8-1" target="_blank">『思い出ノート』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/ロマンティック・デス―月を見よ、死を想え-一条-真也/dp/4344406761/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802890&sr=1-1" target="_blank">『ロマンティック・デス～月を見よ、死を想え』　（幻冬舎文庫）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433603382X/ref=rm_item" target="_blank">『魂をデザインする～葬儀とは何か』　（国書刊行会）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8D%C5%8A%FA%82%CC%83Z%83%8C%83%82%83j%81%5B-~%83%81%83%82%83%8A%83A%83%8B%83X%83%5E%83b%83t%82%AA%8C%A9%82%BD%81A%8A%B4%93%AE%82%CC%8E%C0%98b%8FW~-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4569773109/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=12525124" target="_blank">『最期のセレモニー～メモリアルスタッフが見た、感動の実話集』　（PHP研究所）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/むすびびと―こころの仕事-一条-真也/dp/4883204804/ref=sr_1_36?ie=UTF8&s=books&qid=1253385324&sr=1-36" target="_blank">『むすびびと～こころの仕事』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/結魂論―なぜ人は結婚するのか-一条-真也/dp/4880861588/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802942&sr=1-1" target="_blank">『結魂論～なぜ人は結婚するのか』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/老福論―人は老いるほど豊かになる-一条-真也/dp/4880861596/ref=sr_1_3/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802972&sr=1-3" target="_blank">『老福論～人は老いるほど豊かになる』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/世界をつくった八大聖人-人類の教師たちのメッセージ-一条-真也/dp/4569699391/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1208108381&sr=8-1" target="_blank">『世界をつくった八大聖人～人類の教師たちのメッセージ』　（PHP新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/面白いぞ人間学-人生の糧になる101冊の本-一条-真也/dp/4884747917/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『面白いぞ人間学～人生の糧になる101冊の本』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/人間関係を良くする17の魔法-一条-真也/dp/4884748387/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1232896842&sr=8-1" target="_blank">『人間関係を良くする17の魔法』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/涙は世界で一番小さな海―「幸福」と「死」を考える、大人の童話の読み方-一条-真也/dp/4883204855/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1257588961&sr=1-1" target="_blank">『涙は世界で一番小さな海～「幸福」と「死」を考える、大人の童 話の読み方』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/茶をたのしむ―ハートフルティーのすすめ-日本人の癒し-1/dp/4774510971/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1197822451&sr=8-1" target="_blank">『茶をたのしむ～ハートフルティーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/花をたのしむ-―ハートフルフラワーのすすめ-日本人の癒し2-一条-真也/dp/4774511862/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1236609278&sr=1-1" target="_blank">『花をたのしむ～ハートフルフラワーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/灯をたのしむ-―ハートフルライティングのすすめ-日本人の癒し3-一条-真也/dp/4774512133/ref=sr_1_1/375-3301007-2847505?ie=UTF8&s=books&qid=1252520205&sr=1-1" target="_blank">『灯をたのしむ～ハートフルライティングのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/香をたのしむ-―ハートフルフレグランスのすすめ-日本人の癒し4-一条-真也/dp/4774512257/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1260804533&sr=1-1" target="_blank">『香をたのしむ～ハートフルフレグランスのすすめ』　（現代書林）</a><br />
</p>
]]>
        

    </content>
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    <title>お盆は、要らない？ - 一条真也の「真心」コラム</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kazenoashiato.jp/column03/110901/" />
    <id>tag:www.kazenoashiato.jp,2011:/column03//7.172</id>

    <published>2011-08-31T19:09:54Z</published>
    <updated>2011-09-01T04:09:54Z</updated>

    <summary>お盆はいらない？～今こそ考えてほしい～一条真也の「真心」コラムVol.31～一条真也　毎日＠葬儀　風のあしあと</summary>
    <author>
        <name>風のあしあと事務局</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kazenoashiato.jp/column03/">
        <![CDATA[<p>こんにちは、一条真也です。  </p>

<p>暑かった8月が終わりました。 <br />
東日本大震災からちょうど5ヶ月が経過した8月11日、被災地では、慰霊祭や精霊流しなどが行われました。 <br />
それに先立ち、津波の被害に遭った三陸海岸では犠牲者の捜索が行われました。 <br />
「悲しみの共同体」と化した日本は、その数日後にお盆を迎えました。 <br />
そう、年間で最も死者を思い出す季節が、今年もやってきたのです。 <br />
以前も書いたように、8月というのは日本人にとって鎮魂の季節です。 <br />
というのも、6日の広島原爆の日、9日の長崎原爆の日、12日の御巣鷹山の日航機墜落事故の日、そして15日の終戦記念日というふうに、3日置きに日本人にとって意味のある日が訪れるからです。そして、それはまさに、日本人にとって最大の供養の季節である「お盆」の時期と重なります。 <br />
「盆と正月」という言葉が今でも残っているくらい、「お盆」は過去の日本人にとっての楽しい季節の一つでした。 1年に1度だけ、亡くなった先祖たちの霊が子孫の家に戻ってくると考えたからです。 日本人は、古来、先祖の霊に守られることによって初めて幸福な生活を送ることができると考えていました。 その先祖に対する感謝の気持ちが供養という形で表わされたものが「お盆」なのです。 <br />
1年に1度帰ってくるという先祖を迎えるために迎え火を燃やし、各家庭にある仏壇でおもてなしをしてから、再び送り火によってあの世に帰っていただこうという風習は、現在でも盛んです。 同じことは春秋の彼岸についても言えますが、この場合、先祖の霊が戻ってくるというよりも、先祖の霊が眠っていると信じられている墓地に出かけて行き、供花・供物・読経・焼香などによって供養するのです。 <br />
こういった一連の供養は、仏教の僧侶によって執り行われます。 <br />
昨年、「葬式は、要らない」と言った人がいました。 <br />
その後、「葬式仏教」と呼ばれる日本仏教への批判の論調が盛り上がりました。 しかし、これまでずっと日本仏教は日本人、それも一般庶民の宗教的欲求を満たしてきたことを忘れてはなりません。その宗教的欲求とは、自身の「死後の安心」であり、先祖をはじめとした「死者の供養」に尽きるでしょう。 <br />
「葬式仏教」は、一種のグリーフケアにおける文化装置だったのです。 <br />
大田俊寛氏という若き宗教学者がいます。わたしは、日本宗教学界の期待の新星だと思っていますが、彼は著書『オウム真理教の精神史』（春秋社）で次のように書いています。 <br />
「人間は生死を超えた『つながり』のなかに存在するため、ある人間が死んだとしても、それですべてが終わったわけではない。彼の死を看取る者たちは、意識的にせよ無意識的にせよ、そのことを感じ取る。人間が、死者の肉体をただの『ゴミ』として廃棄することができないのはそのためである。生者たちは、死者の遺体を何らかの形で保存し、死の事実を記録・記念するとともに、その生の継続を証し立てようとする。そしてそのために、人間の文化にとって不可欠である『葬儀』や『墓』の存在が要請される。そこにおいて死者は、『魂』や『霊』といった存在として、なおも生き続けると考えられるのである」 <br />
大田さんは、自身のＨＰ「グノーシス的思索」において、次のような非常に考えさせられるコメントをわたしに寄せて下さいました。
「伝統仏教諸宗派が方向性を見失い、また、一部の悪徳葬祭業が『ぼったくり』を行っていることは、否定できない事実だと思います。しかしだからといって、『葬式は、要らない』という短絡的な結論に飛びついてしまえば、そこには、ナチズムの強制収容所やオウム真理教で行われていた、『死体の焼却処理』という惨劇が待ちかまえているのです。社会のあり方全体を見つめ直し、人々が納得のいく弔いのあり方を考案することこそが、私たちの課題なのだと思います。とても難しいことですが」 <br />
わたしは、この大田氏の意見に大賛成です。火葬の場合なら、遺体とはあくまで「荼毘」に付されるものであり、最期の儀式なき「焼却処理」など許されないことです。 <br />
そして、大田氏は宗教の核心には死者儀礼があることを理解されているようです。今後の研究として、「喪の仕事」の実態をミクロな視点から捉え直すというテーマに取り組んでみたいと考えておられるそうで、非常に楽しみです。  </p>

<p>さて、今年の夏、東北の被災地が震災の犠牲者の「初盆」を迎えました。 <br />
この「初盆」は、生き残った被災者の心のケアという側面から見ても非常に重要です。 <br />
通夜、告別式、初七日、四十九日・・・・・と続く、日本仏教における一連の死者儀礼の流れにおいて、初盆は１つのクライマックスでもあります。 <br />
日本における最大のグリーフケア・システムと言ってもよいかもしれません。 <br />
多くの方々の悲しみが、この初盆で少しでも軽くなることを願っています。 <br />
そして、次の大事なことを忘れてはなりません。 <br />
それは、基本的に葬儀がなければ、初盆はないということです。 <br />
葬儀があって、初七日や四十九日があって、初盆が来るのです。 <br />
小学校に入学しなければ運動会や修学旅行を経験できないように、葬儀をきちんと行わなければお盆というのは来ないのです。
もちろん、それは立派な葬儀である必要はありません。 <br />
セレモニーホールや祭壇もあるに越したことはありませんが、なくても別に構いません。大切なのは、死者を悼み、送るという「こころ」であり、葬儀という「かたち」です。 <br />
また、一部の被災地では火葬ではなく集団土葬がなされました。 <br />
さらに、いくら葬儀をしたくても遺体が見つからず、葬儀が行われないままの方々も多くおられます。 <br />
その方々は、おそらく普通に遺体を前にしての葬儀をあげることがいかに幸せなことかを痛感しておられるのではないでしょうか。 <br />
その方々も、慰霊祭や精霊流しで故人を偲ばれ、ご冥福を祈られました。 <br />
その方々は、故人の遺体はなくとも心の中で葬儀を行った方々だと思います。 <br />
「葬式は、要らない」と言った人は、「墓は、造らない」とも「人はひとりで死ぬ」とも言いました。 <br />
さらに、「生きている人が死んでる人に縛られるのって、おかしいと思いませんか？」と某週刊誌の取材に対して答えています。 <br />
わたしは、その人にぜひ次の質問をしたいです。 <br />
「では、『お盆は、要らない』ですか？」と。  </p>

<p class="columnist">作家：<a href="http://www.ichijyo-shinya.com/" target="_blank">一条真也</a></p>
<h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">書籍のご紹介</span></h3>
<p>
<a href="http://www.amazon.co.jp/隣人の時代――有縁社会のつくり方-一条-真也/dp/4883205290/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1300163525&sr=8-1" target="_blank">『隣人の時代〜有縁社会のつくり方』（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/葬式は必要-一条-真也/dp/4575153532/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640046&sr=8-1" target="_blank">『葬式は必要！〜最期の儀式に迷う日本人のために』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/先祖と暮らす（仮）-双葉新書（１０）-一条-真也/dp/4575153591" target="_blank">『ご先祖さまとのつきあい方～お盆、お彼岸、墓参り、そして無縁社会を乗り越える生き方』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/愛する人を亡くした人へ-一条-真也/dp/4774510629/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『愛する人を亡くした人へ～悲しみを癒す15通の手紙』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/また会えるから-一条-真也/dp/4774512494/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640096&sr=1-1" target="_blank">『また会えるから』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8Ev%82%A2%8Fo%83m%81%5B%83g-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4774512044/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1247411950&sr=8-1" target="_blank">『思い出ノート』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/ロマンティック・デス―月を見よ、死を想え-一条-真也/dp/4344406761/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802890&sr=1-1" target="_blank">『ロマンティック・デス～月を見よ、死を想え』　（幻冬舎文庫）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433603382X/ref=rm_item" target="_blank">『魂をデザインする～葬儀とは何か』　（国書刊行会）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8D%C5%8A%FA%82%CC%83Z%83%8C%83%82%83j%81%5B-~%83%81%83%82%83%8A%83A%83%8B%83X%83%5E%83b%83t%82%AA%8C%A9%82%BD%81A%8A%B4%93%AE%82%CC%8E%C0%98b%8FW~-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4569773109/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=12525124" target="_blank">『最期のセレモニー～メモリアルスタッフが見た、感動の実話集』　（PHP研究所）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/むすびびと―こころの仕事-一条-真也/dp/4883204804/ref=sr_1_36?ie=UTF8&s=books&qid=1253385324&sr=1-36" target="_blank">『むすびびと～こころの仕事』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/結魂論―なぜ人は結婚するのか-一条-真也/dp/4880861588/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802942&sr=1-1" target="_blank">『結魂論～なぜ人は結婚するのか』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/老福論―人は老いるほど豊かになる-一条-真也/dp/4880861596/ref=sr_1_3/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802972&sr=1-3" target="_blank">『老福論～人は老いるほど豊かになる』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/世界をつくった八大聖人-人類の教師たちのメッセージ-一条-真也/dp/4569699391/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1208108381&sr=8-1" target="_blank">『世界をつくった八大聖人～人類の教師たちのメッセージ』　（PHP新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/面白いぞ人間学-人生の糧になる101冊の本-一条-真也/dp/4884747917/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『面白いぞ人間学～人生の糧になる101冊の本』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/人間関係を良くする17の魔法-一条-真也/dp/4884748387/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1232896842&sr=8-1" target="_blank">『人間関係を良くする17の魔法』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/涙は世界で一番小さな海―「幸福」と「死」を考える、大人の童話の読み方-一条-真也/dp/4883204855/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1257588961&sr=1-1" target="_blank">『涙は世界で一番小さな海～「幸福」と「死」を考える、大人の童 話の読み方』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/茶をたのしむ―ハートフルティーのすすめ-日本人の癒し-1/dp/4774510971/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1197822451&sr=8-1" target="_blank">『茶をたのしむ～ハートフルティーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
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<a href="http://www.amazon.co.jp/灯をたのしむ-―ハートフルライティングのすすめ-日本人の癒し3-一条-真也/dp/4774512133/ref=sr_1_1/375-3301007-2847505?ie=UTF8&s=books&qid=1252520205&sr=1-1" target="_blank">『灯をたのしむ～ハートフルライティングのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/香をたのしむ-―ハートフルフレグランスのすすめ-日本人の癒し4-一条-真也/dp/4774512257/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1260804533&sr=1-1" target="_blank">『香をたのしむ～ハートフルフレグランスのすすめ』　（現代書林）</a><br />
</p>
]]>
        

    </content>
</entry>

<entry>
    <title>阿久悠さんを偲ぶ「あの人との思い出」 - 嵯峨聖子の【言の葉おくりびと】</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kazenoashiato.jp/special/110901/" />
    <id>tag:www.kazenoashiato.jp,2011:/special//2.171</id>

    <published>2011-08-31T17:14:45Z</published>
    <updated>2011-09-01T02:14:45Z</updated>

    <summary>嵯峨聖子の【言の葉おくりびと】～阿久悠さんを偲ぶ～「あの人との思い出」</summary>
    <author>
        <name>風のあしあと事務局</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kazenoashiato.jp/special/">
        <![CDATA[<div class="specialArticle">
<div class="volTitle"><h2 class="titleArticle">鬼才からの言葉が予言のように・・・</h2>
</div><!-- /volTitle -->
<p>
『鬼才　阿久悠』<br />
類稀なる才能をそう評価され、日本中にその名を知らしめる存在となった、<br />
作詞家　阿久 悠さん。<br />
<br />
<img alt="8.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/8.jpg" width="300" height="255" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
<br />
真夏の太陽が照り付ける8月のその日、<br />
人知れず静かにこの世を去っていった偉大な作詞家は、その寡黙とも思える人生の裏で、<br />
迸るエネルギーを燃えつくさんがばかりに、この世を言の葉で綴り魂の炎を燃やし続けた・・・<br />
その一生で書き上げた作品は5000曲余、それらは、どんなに時代が変わろうとも、<br />
けして移ろわず、多くの人の心を震わせ、錆びることすらなく・・・<br />
今も、いや、これからもずっと息づいている・・・<br />
<br />
あれから4年・・・<br />
<br />
残した作品、ひとつひとつにひとり以上の主人公がいるとするならば、<br />
阿久さんは、いったいどれだけの人の心を書き上げて来たのでしょう・・・<br />
真実の訴えであるからこそ、それらの楽曲はいつも新鮮な輝きを放っていたように思う。<br />
<br />
作詞家　阿久 悠　2007年8月1日 死去（享年70歳）<br />
<br />
<img alt="7.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/7.jpg" width="300" height="268" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
<br />
セピア色に染まった写真・・・<br />
私の古いアルバムの中で最も誇れる、緊張の一瞬・・・<br />
19歳だった私と萩本欽一さんのその視線の先には　阿久悠さんがいます。<br />
日本テレビのの番組『スター誕生』と言えば、多くのプロ歌手やスターを生み出した<br />
誰もが知る、憧れのタレント発掘番組でした。<br />
<br />
当時、日本テレビ音楽学院の生徒であった私は学院の勧めから、<br />
このオーディション番組にトライし、一次予選を通過し、決勝大会へ・・・<br />
残念ながらスカウトマンの上げるプラカードを見ることは出来ませんでしたが、<br />
ただ一つだけ、ラッキーだったとと思う出来事があるとするならば、<br />
それは、私の批評を審査員である阿久悠さんにして頂いたという事です。<br />
<br />
「あなたはひとりでなく、横に男性がいたほうがいい・・・<br />
　　周りに男性がいて唄う、その方があなたがより際立つと思います」<br />
<br />
<img alt="4.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/4.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
<br />
10代最後の夏に聞いた、忘れもしない阿久さんの私への批評、その言葉、そして表情。<br />
無に近いその阿久さんの表情から発せられた想像もしなかった感想・・・<br />
「私はソロで歌いたいのに・・・」<br />
阿久悠さんの言葉と言えども、そこには素直にうなずけない私がいました。<br />
<br />
ところが、その後、ご縁あって歌手としてデビューしたあとの私の活動と言えば、<br />
ソロでのレコード発売はわずか2枚。それ以外はロス・インディオスをはじめとする<br />
コーラスグループや男性とのデュエットを組む事ばかり、<br />
図らずも　私の歌手人生は阿久さんの批評どおりの道を歩む結果になったのです。<br />
そして、つい最近もご縁あって男性とのデュエットソングをレコーディングしたばかり・・・<br />
あの時、阿久さんはいったい私の何を見抜いてそんな事を仰ったのでしょう・・・<br />
阿久さんにその事をお伝えする術は残念ながらありませんでしたが、<br />
私のその後を知ったら　なんとおっしゃっていたでしょうか・・・。<br />
<br />
<br />
そして、もうひとつ、阿久さんとのとても大切な接点。<br />
『 ふり向くな 君は美しい 』<br />
うつむくなよ　ふり向くなよ<br />
君は美しい　戦いに敗れても君は美しい・・・このフレーズは誰もが口ずさめる、<br />
ご存知、"高校サッカー選手権"の歌を唄わせて頂いたことです。<br />
お正月に行われる決勝戦に向け、毎年暮れから日本テレビで流される事もあり<br />
幅広い年齢層、そしてスポーツを愛する方々に親しまれている『ふり向くな 君は美しい』 <br />
<br />
長きに渡り愛されている、この名曲・・・<br />
<br />
<img alt="3.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/3.jpg" width="350" height="351" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
<br />
けれど、阿久さんがどんな思いで作詞されたのか、ご存知でしょうか・・・<br />
<br />
当時、レコードと同時に作製された冊子に阿久さんはこんな一文を残しています。<br />
　「 ふり向くな　君は美しい」は、敗者の歌である。<br />
　　すべてを燃焼させて　そして敗れた男には、勝者にも勝る輝かしい虹が立つ。<br />
　　それは、限りなく美しい、それは限りなく美しい詩である。<br />
　　決して敗者へのあわれみや同情ではなく、青春の美に対する賛歌であることを<br />
　　言っておきたいのである。情熱とか、興奮とか感動とかを人間が生きる辞書のに<br />
　　大暑しなければならない大切さをみんな忘れている。<br />
　　唯一つ、残っているとすれば、スポーツの中である。<br />
　　スポーツの中には、生きるためのの感性がすべて含まれている。<br />
　　そして、男の顔を美しくさせる。<br />
　　ぼくは、サッカーを通じてあるべき青春の美を書きたかったのである。」<br />
<br />
ビクタースタジオでレコーディングしたのは今から35年も前、<br />
"ザ・バーズ"として唄った当時十代の私達も皆、青春真っ只中。レコーディング終了時、<br />
スタジオでスタッフと一緒に歓喜の涙を流した事を今でも鮮明に覚えています。<br />
その中には、作曲をされた三木たかしさん、歌手から作り手にまわられたばかりのディレクター、<br />
飯田久彦さん、そして、私達のヴォイストレーナー大本恭敬氏。<br />
阿久さんだけがその場所には参加なさらず、あとで当時のマネージャーとも話しましたが、<br />
「すべては作品に託し、あとはそっと見守る・・・」<br />
今思えば、それが、阿久さんらしいスタイルだったようにも思います。<br />
<br />
<br />
阿久 悠さんの悲報からちょうど1年ほどたったある日、<br />
私の所に酒井政利さんからお手紙と1枚のDVDが送られてきました。<br />
それは、阿久さんの遺作である未使用詩に酒井さんが光を灯し完成させた作品でした。<br />

<div class="wrapMgTop20"><h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">阿久悠</span><span class="fontLM">1937年(昭和12年)〜2007年(平成19年)</span></h3>
<div class="boxPart1"><div class="pic"><img alt="02.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/02.jpg" width="140" height="140" class="mt-image-none" style="" /></div><div class="text"><h4><strong>阿久悠</strong></h4><p>出身地：兵庫県<br />
<br />
阿久 悠　プロフィール<br />
昭和12年2月　兵庫県淡路島生まれ<br />
平成19年8月1日　死去  （享年70歳）<br />
<br />
明治大学文学部卒業。<br />
株式会社宣弘社にて、番組企画、CF制作などを手掛ける。<br />
その後フリーとなり作詞を中心に小説、エッセイなどの執筆活動に入り作詞家となる。<br />
<br />
代表作
「また逢う日まで」（尾崎紀世彦）「津軽海峡・冬景色」（石川さゆり）<br />
「北の宿から」（都はるみ）「勝手にしやがれ」（沢田研二）「UFO」（ピンクレディー）等、5000曲以上の作詞を手掛ける。<br />
「日本レコード大賞」「日本歌謡大賞」「日本作詞大賞」「古賀政男記念音楽大賞」などの賞を多数受賞。<br />
企画、審査員として携わったテレビ番組「スター誕生」からは、<br />
森昌子、桜田淳子、山口百恵をはじめ、岩崎宏美、小泉今日子、中森明菜など数多くのトップスターを生み出す。<br />
著作<br />
「瀬戸内少年野球団」（直木賞候補作）「殺人狂時代　ユリエ」（横溝正史賞受賞）<br />
「詩小説」（島清恋愛文学賞受賞）<br />
<br />
菊池寛賞受賞（30年に渡る作詞生活に対して）<br />
紫綬褒章　旭日小綬賞受賞<br />
<br />
</p></div><!-- /text --></div><!-- /boxPart1 --></div><!-- /wrapMgTop20 --><div class="wrapMgTop20"><div class="volTitle">
　<h2 class="titleArticle">ライバル酒井氏との出会いで・・・</h2></div><!-- /volTitle --></div><!-- /wrapMgTop20 --><p>
<br />
21世紀の偉大な作詞家と名プロデューサーの酒井氏。<br />
それは、全盛期最大のライバルと言っても過言ではないほどの二人。<br />
森昌子、桜田淳子 VS 山口百恵<br />
ピンクレディー VS キャンディーズ<br />
沢田研二 VS 郷ひろみ<br />
1975年から10年近く、影の力として常に好敵手であった阿久さんと酒井さんは<br />
それぞれのアーチストを楯にし代理戦争を繰り広げ、それぞれの歌手は常にチャートを<br />
競い合い、賞を争っていたのです。<br />
<br />
しかし、二人はお互いの仕事や世界観は誰よりも認め合う二人でもありました。
<br />
<img alt="0012.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/0012.jpg" width="400" height="268" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
<br />
　「 酒井政利さんは、今やテレビでの有名人になっている。<br />
　　もちろん、山口百恵や郷ひろみを育てた著名な音楽プロデューサーとして知られた上の<br />
　　ことでもあるが、テレビの場合それだけではない。独特の批評眼で芸能人をバサッときるところが<br />
　　人気を呼んでいる。しかし、僕にとって酒井政利というプロデューサーは、<br />
　　そういう存在ではない。作詞家とプロデューサーという違いはあるものの、ある時期、<br />
       それも日本の音楽の最高の黄金期に、ライバルとして知的バトルを繰り返した仲なのである。」<br />
     （「何故か売れなかった ぼくの愛しい歌」阿久悠  河出文庫より）<br />
<br />
<img alt="09.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/09.jpg" width="400" height="311" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
<br />
自らが、ライバル同士と語り、競い合ったその時代を 『音楽の黄金期』 と誇れる関係。<br />
その付き合いは、仕事上だけに留まらず、ある時は長旅に出て語り合う事もあったといいます。<br />
クリエーター達が集まった南太平洋の旅・・・<br />
番組の企画として集まった次代の芸術の担い手達。その旅の供にと、酒井さんを推薦したのは、<br />
なんと、ライバルとして戦っていたはずの阿久さん本人の提案だったのです。<br />
<br />
そして、酒井さんもまた、「ライバルがいるのは幸せだった・・・」<br />
凌ぎをけずり切磋琢磨した、その時代を自らもそう振り返る酒井さんには「阿久さんだったら・・・」<br />
次に打つであろう、阿久さんのその手の内と姿が今もなお見えているようです。<br />
そう、二人は永遠の好敵手なのです。<br />
<br />
長きに渡りそんな盟友であった阿久さんと酒井さんは、<br />
実は阿久さんが亡くなる数年前から「新しい流行歌作り」の約束をしていました。<br />
聞かせて頂いた完成されたその曲は、多くの言葉を必要としない心で感じる作品でした。<br />
生前は成し得なかったライバル同士の創造者の圧倒的なエネルギーに満ちた高純度の閃光が、<br />
時を越え、一枚の新たな作品の中でタッグを組み息を吹き返しているのです。<br />
言霊で時代を綴り続け、日本の音楽史に燦然たる光を灯し続けた作詞家、阿久 悠さんの遺作。<br />
好敵手、酒井政利プロデュースによる自身の完成作品を阿久さんは今どう評されているでしょう。<br />
<br />
悲しみのとき、喜びのとき、辛いとき、嬉しいとき・・・<br />
どんなときにも、どんな人の心にも阿久さんの歌が流れていました・・・<br />
<br />
<img alt="0010.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/0010.jpg" width="400" height="302" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
<br />
そして2011年の今年、日本最大の危機と言われる、東日本大震災の惨状。<br />
被災した人の心に歌の力を届けるとしたら、いま阿久さんはどんな "詩" を綴ったのでしょうか。<br />
こんな時だからこそ、聞いてみたかった阿久さんならではの生きた言葉・・・<br />
時代を綴った阿久 悠 作の歌を出来るのなら、もう一度聞きたい・・・<br />
<br />
最後に・・・<br />
亡くなった直後、「阿久悠を送る会」で紹介されていたこの作品、<br />
今回、阿久さんのお話を伺うためにお会いした酒井政利さんも、<br />
この言葉で心が動いたと言う、阿久 悠さんの残した一文をご紹介させてください。<br />
<img alt="6.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/6.jpg" width="300" height="439" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
<br />
『今でも好きだから～時は流れて』<br />
<br />
夢は砕けて夢を知り<br />
愛は破れて愛を知り<br />
時は流れて時と知り<br />
友は別れて友と知り<br />
<br />
作詞：阿久 悠<br />
<br />
<img alt="5.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/5.jpg" width="300" height="434" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" />
<br />
<div class="wrapMgTop20"><h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">取材協力：酒井政利さんの紹介</span><span class="fontLM"></span></h3>
<div class="boxPart1"><div class="pic"><img alt="0015.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/0015.jpg" width="140" height="140" class="mt-image-none" style="" /></div><div class="text"><h4><strong>酒井 政利(さかいまさとし)</strong></h4><p>
和歌山生まれ<br />
立教大学卒業後、日本コロムビアを経てCBS・ソニーレコード<br />
（現ソニー・ミュージックエンターテイメント）へ。<br />
ジャニーズ系、南沙織、郷ひろみ、山口百恵、キャンディーズ、宮沢りえ、矢沢永吉など、多くのスターを世に送り出す。<br />
「愛と死をみつめて」「魅せられて」で2度の日本レコード大賞を受賞。<br />
プロデューサー生活50年で300人余をプロデュースし、<br />
売上累計約3500億円にのぼり、伝説のプロデューサーの異名を取る。<br />
<br />
現在、酒井プロデュースオフィス代表取締役社長、<br />
アルゴスエンターテイメント代表取締役会長。<br />
心理カウンセラーとしても巾広く活躍中。<br />
2005年度、音楽業界初の文化庁長官表彰　受賞<br />
<br />
近著「プロデューサー」（時事通信社）<br />
　　「コンプレックスをバックに入れて」（工作舎）<br />
</p></div><!-- /text --></div><!-- /boxPart1 --></div><!-- /wrapMgTop20 -->
<div class="wrapMgTop20">
<h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">嵯峨 聖子のご紹介</span></h3>
<div class="boxPart1"><div class="pic"><img alt="0001.jpg" src="http://www.kazenoashiato.jp/special/0001.jpg" width="120" height="139" class="mt-image-none" style="" /></div><div class="text"><p>3月2日生まれ/A型<br />
文化女子大学　生活造形学科中退<br />
大分県別府市生まれ、兵庫県尼崎市育ち<br />
<br />
ヴォイストレーナーの第一人者である大本恭敬氏を師に持ち、土居甫氏にダンスを伝授された嵯峨聖子は、歌手としてデビューし、全国高等学校サッカー選手権大会歌として、現在も幅広い世代に親しまれている「ふり向くな君は美しい」などを発表。<br />
また「別れても好きな人」でヒットした「ロス・インディオス」の女性二代目ボーカリストとして参加。その後、テレビ番組でのアシスタントやラジオDJを経て、ワイドショーを中心としたリポーターとして活動を始める。<br />
911NY同時多発テロなどの事件、著名人の葬儀、巨人軍のキャンプの中継など、幅広く取材を担当した。<br />
「唄うように語り、語るように唄う」をモットーに、説得力ある魅力的な「声」と「語り口」で人気。<br />
2010年6月より福岡放送『めんたいワイド』の芸能コーナーにレギュラー出演中<br />
趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞、野球観戦、旅行、料理、詩作、絵画。<br />
<br />
嵯峨 聖子ＨＰ
<a href="http://www.sagaseiko.com/" target="_blank">http://www.sagaseiko.com/</a></p>
</div></div><!-- /boxPart1 -->
</div><!-- /wrapMgTop20 --><div class="wrapMgTop20">
</div>
<!-- /wrapMgTop20 -->
</div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>小倉に落ちるはずの原爆 - 一条真也の「真心」コラム</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kazenoashiato.jp/column03/110815/" />
    <id>tag:www.kazenoashiato.jp,2011:/column03//7.170</id>

    <published>2011-08-15T03:56:07Z</published>
    <updated>2011-08-15T12:56:07Z</updated>

    <summary>小倉に落ちるはずの原爆～死者を忘れて、生者の幸福はない～一条真也の「真心」コラムVol.30～一条真也　毎日＠葬儀　風のあしあと</summary>
    <author>
        <name>風のあしあと事務局</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kazenoashiato.jp/column03/">
        <![CDATA[<p>こんにちは、一条真也です。  </p>

<p>猛暑が続きますが、みなさん、お元気でしょうか？ <br />
わたしは、いま、この原稿を8月8日に書いています。 <br />
明日は8月9日、そう、長崎に原爆が投下された日です。 <br />
わたしにとって、1年のうちでも最も重要な日です。 <br />
わたしは小倉に生まれ、今も小倉に住んでいます。 <br />
小倉とは何か。それは、世界史上最も強運な街です。 <br />
なぜなら、広島に続いて長崎に落とされた原爆は、本当は小倉に落とされるはずだったからです。 <br />
長崎型原爆・ファットマンは66年前の8月6日にテニアン島で組み立てられました。 <br />
8日には小倉を第1目標に、長崎を第2目標にして、9日に原爆を投下する指令がなされました。9日に不可侵条約を結んでいたソ連が一方的に破棄して日本に宣戦布告。 <br />
この日の小倉上空は前日の八幡爆撃による煙やモヤがたち込めて視界不良だったため投下を断念。第2目標の長崎に、同日の午前11時2分、原爆が投下されました。 <br />
この原爆によって7万4000人もの生命が奪われ、7万5000人にも及ぶ人々が傷つき、現在でも多くの被爆者の方々が苦しんでおられます。 <br />
もし、この原爆が予定通りに小倉に投下されていたら、どうなっていたか。 <br />
広島の原爆では14万人の方々が亡くなられていますが、当時の小倉・八幡の北九州都市圏（人口約80万人）は広島・呉都市圏よりも人口が密集しており、おそらく想像を絶する数の人々が瞬時にして生命を落とす大虐殺が行われたであろうと言われています。 <br />
そして当時、わたしの母は小倉の中心部に住んでいました。よって原爆が投下された場合は確実に母の生命はなく、当然ながらわたしはこの世に生を受けていなかったのです。 <br />
死んだはずの人間が生きているように行動することを「幽霊現象」といいます。 <br />
考えてみれば、小倉の住人はみな幽霊のようなものです。 <br />
そう、小倉とは幽霊都市に他ならないのです！　 <br />
実際、小倉ほど強運な街は世界中どこをさがしても見当たりません。 その地に本社を構えるわが社のミッションとは、死者の存在を生者に決して忘れさせないことだと、わたしは確信しています。 <br />
小倉の人々は、原爆で亡くなられた長崎の方々を絶対に忘れてはなりません。 <br />
いつも長崎の犠牲者の「死者のまなざし」を感じて生きる義務があります。 <br />
なぜなら、長崎の方々は命の恩人だからです。 <br />
しかし、悲しいことにその事実を知らない小倉の人々も多く存在します。 <br />
そこで長崎原爆記念日にあわせて、わが社では毎年、「昭和20年8月9日　小倉に落ちるはずだった原爆。」というキャッチコピーで「毎日新聞」をはじめとした各紙に全面広告を掲載しています。 <br />
今年も9日の朝、わが社の本社朝礼では、わたしは例年通りに次の短歌を詠みました。 <br />
「長崎の身代わり哀し　忘るるな　小倉に落つるはずの原爆」 <br />
そして、社員全員で黙祷を捧げました。 <br />
死者を忘れて、生者の幸福など絶対にありません。 <br />
長崎の原爆で亡くなられた方々の御冥福を心よりお祈りいたします。  </p>

<p>そして、今年も15日の終戦記念日が訪れました。日本人だけで実に310万人もの方々が亡くなられた、あの悪夢のような戦争が終わって66年目を迎えたのです。 <br />
今から6年前の終戦60周年に当たる2005年8月、わたしは次の短歌を詠みました。 <br />
「ひめゆりよ　知覧ヒロシマ長崎よ　手と手あわせて　祈る八月」 <br />
さて、終戦記念日というと、必ず靖国神社の問題が取り上げられます。 <br />
わたしは「死は最大の平等である」であると信じています。ですから、死者に対する差別は絶対に許せません。官軍とか賊軍とか、軍人とか民間人とか、日本人とか外国人とか、死者にそんな区別や差別があってはならないと思います。 <br />
いっそのこと、みんなまとめて同じ場所に祀ればよいと真剣に思うのです。 <br />
でも、それでは戦没者の慰霊施設という概念を完全に超えてしまいます。 <br />
靖国だけではありません。アメリカのアーリントン墓地にしろ、韓国の戦争記念館にしろ、一般に戦没者施設というものは自国の戦死者しか祀らないものです。 <br />
しかし、それでは平等であるはずの死者に差別が生まれてしまう。 <br />
では、どうすればよいか。そこで登場するのが月です。 <br />
靖国問題がこれほど複雑化するのも、中国や韓国の干渉があるにせよ、遺族の方々が、戦争で亡くなった自分の愛する者が眠る場所が欲しいからであり、愛する者に会いに行く場所が必要だからです。 <br />
つまり、死者に対する心のベクトルの向け先を求めているのです。 <br />
それを月にすればどうか。月は日本中どこからでも、また韓国や中国からでも、アメリカからでも見上げることができます。その月を死者の霊が帰る場所とすればどうでしょうか。これは古代より世界各地で月があの世に見立てられてきたという人類の普遍的な見方をそのまま受け継ぐものです。 <br />
終戦60年の夏、わたしは靖国神社を参拝しました。 <br />
その後、東京から京都へ飛び、宇治の平等院を訪れました。 <br />
もともと藤原道長の別荘としてつくられた平等院は、源信の『往生要集』に出てくるあの世の極楽を三次元に再現したものでした。道長はこの世の栄華を極め、それを満月に例えて「この世をば　わが世とぞ思ふ望月の　欠けこともなしと思へば」という有名な歌を残しています。 <br />
わたしは、「天仰ぎ　あの世とぞ思ふ望月は　すべての人が帰るふるさと」と詠みたい。 <br />
死が最大の平等ならば、宇治にある「日本人の平等院」を超え、月の下にある地球人類すべての霊魂が帰り、月から地球上の子孫を見守ってゆく「地球人の平等院」としての月面聖塔をつくりたいです。 <br />
靖国から月へ。平等院から月面聖塔へ。これからも地球に住む全人類にとっての慰霊や鎮魂の問題を真剣に考え、かつ具体的に提案していきたいと思っています。  </p>

<p class="columnist">作家：<a href="http://www.ichijyo-shinya.com/" target="_blank">一条真也</a></p>
<h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">書籍のご紹介</span></h3>
<p>
<a href="http://www.amazon.co.jp/隣人の時代――有縁社会のつくり方-一条-真也/dp/4883205290/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1300163525&sr=8-1" target="_blank">『隣人の時代〜有縁社会のつくり方』（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/葬式は必要-一条-真也/dp/4575153532/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640046&sr=8-1" target="_blank">『葬式は必要！〜最期の儀式に迷う日本人のために』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/先祖と暮らす（仮）-双葉新書（１０）-一条-真也/dp/4575153591" target="_blank">『ご先祖さまとのつきあい方～お盆、お彼岸、墓参り、そして無縁社会を乗り越える生き方』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/愛する人を亡くした人へ-一条-真也/dp/4774510629/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『愛する人を亡くした人へ～悲しみを癒す15通の手紙』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/また会えるから-一条-真也/dp/4774512494/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640096&sr=1-1" target="_blank">『また会えるから』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8Ev%82%A2%8Fo%83m%81%5B%83g-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4774512044/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1247411950&sr=8-1" target="_blank">『思い出ノート』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/ロマンティック・デス―月を見よ、死を想え-一条-真也/dp/4344406761/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802890&sr=1-1" target="_blank">『ロマンティック・デス～月を見よ、死を想え』　（幻冬舎文庫）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433603382X/ref=rm_item" target="_blank">『魂をデザインする～葬儀とは何か』　（国書刊行会）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8D%C5%8A%FA%82%CC%83Z%83%8C%83%82%83j%81%5B-~%83%81%83%82%83%8A%83A%83%8B%83X%83%5E%83b%83t%82%AA%8C%A9%82%BD%81A%8A%B4%93%AE%82%CC%8E%C0%98b%8FW~-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4569773109/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=12525124" target="_blank">『最期のセレモニー～メモリアルスタッフが見た、感動の実話集』　（PHP研究所）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/むすびびと―こころの仕事-一条-真也/dp/4883204804/ref=sr_1_36?ie=UTF8&s=books&qid=1253385324&sr=1-36" target="_blank">『むすびびと～こころの仕事』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/結魂論―なぜ人は結婚するのか-一条-真也/dp/4880861588/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802942&sr=1-1" target="_blank">『結魂論～なぜ人は結婚するのか』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/老福論―人は老いるほど豊かになる-一条-真也/dp/4880861596/ref=sr_1_3/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802972&sr=1-3" target="_blank">『老福論～人は老いるほど豊かになる』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/世界をつくった八大聖人-人類の教師たちのメッセージ-一条-真也/dp/4569699391/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1208108381&sr=8-1" target="_blank">『世界をつくった八大聖人～人類の教師たちのメッセージ』　（PHP新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/面白いぞ人間学-人生の糧になる101冊の本-一条-真也/dp/4884747917/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『面白いぞ人間学～人生の糧になる101冊の本』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/人間関係を良くする17の魔法-一条-真也/dp/4884748387/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1232896842&sr=8-1" target="_blank">『人間関係を良くする17の魔法』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/涙は世界で一番小さな海―「幸福」と「死」を考える、大人の童話の読み方-一条-真也/dp/4883204855/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1257588961&sr=1-1" target="_blank">『涙は世界で一番小さな海～「幸福」と「死」を考える、大人の童 話の読み方』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/茶をたのしむ―ハートフルティーのすすめ-日本人の癒し-1/dp/4774510971/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1197822451&sr=8-1" target="_blank">『茶をたのしむ～ハートフルティーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/花をたのしむ-―ハートフルフラワーのすすめ-日本人の癒し2-一条-真也/dp/4774511862/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1236609278&sr=1-1" target="_blank">『花をたのしむ～ハートフルフラワーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/灯をたのしむ-―ハートフルライティングのすすめ-日本人の癒し3-一条-真也/dp/4774512133/ref=sr_1_1/375-3301007-2847505?ie=UTF8&s=books&qid=1252520205&sr=1-1" target="_blank">『灯をたのしむ～ハートフルライティングのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/香をたのしむ-―ハートフルフレグランスのすすめ-日本人の癒し4-一条-真也/dp/4774512257/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1260804533&sr=1-1" target="_blank">『香をたのしむ～ハートフルフレグランスのすすめ』　（現代書林）</a><br />
</p>
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    </content>
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    <title>マナーについて考える - 一条真也の「真心」コラム</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kazenoashiato.jp/column03/110801/" />
    <id>tag:www.kazenoashiato.jp,2011:/column03//7.169</id>

    <published>2011-08-01T01:53:32Z</published>
    <updated>2011-08-01T10:53:32Z</updated>

    <summary>マナーについて考える～本当に大切なものは、目に見えない～一条真也の「真心」コラムVol.29～一条真也　毎日＠葬儀　風のあしあと</summary>
    <author>
        <name>風のあしあと事務局</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kazenoashiato.jp/column03/">
        <![CDATA[<p>こんにちは、一条真也です。 <br />
あいかわらず政局が混迷していますが、最近、一連の発言の責任を取って、震災復興担当相が辞任しました。 <br />
わたしも、その大臣が岩手・宮城両県知事と会談して以来、その動向がずっと気になっていました。 <br />
その辞任した大臣は九州を地盤とする政治家ですので、わたしとも共通の知り合いとかは多いです。もちろん、わたしも御本人にはパーティーなどでお会いしたことがあります。 <br />
これまでは、そこまで傍若無人な人だという認識はなく、逆に「温厚な紳士」という印象さえ持っていました。その方の政治的信条についてはよくわかりませんが、東北でのマナーについてはいろいろと考えさせられました。 <br />
特に、宮城県庁を訪問したとき、「応接室で客人が先に入って待たされた」ということで立腹したということに興味を抱きました。 <br />
こういったマナーに関することは、わたしの専門分野でもありますので・・・。 <br />
その大臣によれば、迎える側が先に応接室に入って迎え入れるのが常識であり、客を待たせるなど自衛隊ではありえないとのこと。 <br />
果たして、これはマナーとして正しいのか？ <br />
メールや電話で、わたしも多くの方々から質問を受けました。  </p>

<p>そのとき、わたしは以下のようにお答えしました。 <br />
大組織のトップの執務室には、応接スペースがあるところもあります。 <br />
しかし、普通は応接室は別になっているところが多いようです。お客様が来られたら、まずは早く座っていただき、お茶などをお出しするのがマナーと言えます。 <br />
ウエイティングスペースと会談を行う場所が別であれば、ホストがウエイティングスペースにゲストをお迎えにいって会談場所へとエスコートするのがマナーです。 <br />
しかし、来訪時間の読めないお客様には、まずは応接すべき部屋に入っていただいて座っていただきます。ちなみに、わが社もこのスタイルでお客様をお迎えしています。 <br />
また、自分が他人様の応接間に入ったとき、気をつけていることがあります。 <br />
応接間というのは、花が活けてあったり、さまざまな掛け軸や絵画などが飾られていたりします。それらは、来客を楽しませるために飾っていることが多いのです。ですから、わたしは必ずそれらの話題に触れ、しばらくはそれで会話を続けます。この時間が、本題に入る前のウォーミングアップになるのです。 <br />
わたしのマナー観は、小笠原流礼法に基づいています。 <br />
「思いやりの心」「うやまいの心」「つつしみの心」という三つの心を大切にする小笠原流は、日本の礼法の基本です。特に、冠婚葬祭に関わる礼法のほとんどすべては小笠原流に基づいています。  　
そもそも礼法とは何でしょうか。 <br />
原始時代、わたしたちの先祖は人と人との対人関係を良好なものにすることが自分を守る生き方であることに気づきました。
自分を守るために、弓や刀剣などの武器を携帯していたのですが、突然、見知らぬ人に会ったとき、相手が自分に敵意がないとわかれば、武器を持たないときは右手を高く上げたり、武器を捨てて両手をさし上げたりしてこちらも敵意のないことを示しました。 <br />
相手が自分よりも強ければ、地にひれ伏して服従の意思を表明し、また、仲間だとわかったら、走りよって抱き合ったりしたのです。このような行為が礼儀作法、すなわち礼法の起源でした。身ぶり、手ぶりから始まった礼儀作法は社会や国家が構築されてゆくにつれて変化し、発展して、今日の礼法として確立されてきたのです。 <br />
ですから、礼法とはある意味で護身術なのです。 <br />
剣道、柔道、空手、合気道などなど、護身術にはさまざまなものがあります。しかし、もともと相手の敵意を誘わず、当然ながら戦いにならず、逆に好印象さえ与えてしまう礼法の方がずっと上ではないでしょうか。まさしく、礼法こそは最強の護身術なのです。  </p>

<p>さらに、わたしは、礼法というものの正体とは魔法に他ならないと思います。 <br />
フランスの作家サン＝テグジュペリが書いた『星の王子さま』は人類の「こころの世界遺産」ともいえる名作ですが、その中には「本当に大切なものは、目には見えない」という有名な言葉が出てきます。 <br />
本当に大切なものとは、人間の「こころ」に他なりません。 <br />
その目には見えない「こころ」を目に見える「かたち」にしてくれるものこそが、立ち居振る舞いであり、挨拶であり、お辞儀であり、笑いであり、愛語などではないでしょうか。それらを総称する礼法とは、つまるところ「人間関係を良くする魔法」なのです。 <br />
魔法使いの少年を主人公にした『ハリー・ポッター』シリーズが世界的なベストセラーになりましたが、「魔法」とは正確にいうと「魔術」のことです。 <br />
西洋の神秘学などによれば、魔術は人間の意識、つまり心のエネルギーを活用して、現実の世界に変化を及ぼすものとされています。ならば、相手のことを思いやる「こころ」のエネルギーを「かたち」にして、現実の人間関係に変化を及ぼす礼法とは魔法そのものなのです。　  </p>

<p>わたしは故・小笠原忠統先生から礼法を学びました。忠統先生は長く日本の礼法界のリーダーだった方です。先生は『図解　小笠原流礼法入門　立ち居振舞い』（中央文芸社）という監修書を残されていますが、その中に「席に案内する」という項目があります。 <br />
そして、そこには「自分で案内する場合は、客を先に部屋に招き入れます」と書かれています。つまり、宮城県知事の振舞いは別に非礼ではなかったわけですね。まあ、大臣が言いたかったのは「自分は一国の大臣であり、一地方の県の知事よりも格上である」ということではないでしょうか。国の大臣を迎えるのに、格下の県知事が後から入ってくるのは無礼千万ということなのでしょう。 <br />
もちろん、この考え方は誰が考えてもおかしいですね。 <br />
知事はけっして大臣より格下ということはありません。 <br />
また、被災地入りした復興相は「お客さん」ではないはずです。 <br />
それにしても今回の一件は、「礼とは何か」を考え直す良い機会であったと思います。 <br />
最後に言わせてもらうなら、「礼」は他人に求めるだけのものではありません。 <br />
「礼」とは、何よりも自分自身が実行するものではないでしょうか。  </p>

<p class="columnist">作家：<a href="http://www.ichijyo-shinya.com/" target="_blank">一条真也</a></p>
<h3 class="h3TitlePart1"><span class="fontLB">書籍のご紹介</span></h3>
<p>
<a href="http://www.amazon.co.jp/隣人の時代――有縁社会のつくり方-一条-真也/dp/4883205290/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1300163525&sr=8-1" target="_blank">『隣人の時代〜有縁社会のつくり方』（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/葬式は必要-一条-真也/dp/4575153532/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640046&sr=8-1" target="_blank">『葬式は必要！〜最期の儀式に迷う日本人のために』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/先祖と暮らす（仮）-双葉新書（１０）-一条-真也/dp/4575153591" target="_blank">『ご先祖さまとのつきあい方～お盆、お彼岸、墓参り、そして無縁社会を乗り越える生き方』（双葉新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/愛する人を亡くした人へ-一条-真也/dp/4774510629/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『愛する人を亡くした人へ～悲しみを癒す15通の手紙』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/また会えるから-一条-真也/dp/4774512494/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1271640096&sr=1-1" target="_blank">『また会えるから』　 （現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8Ev%82%A2%8Fo%83m%81%5B%83g-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4774512044/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1247411950&sr=8-1" target="_blank">『思い出ノート』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/ロマンティック・デス―月を見よ、死を想え-一条-真也/dp/4344406761/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802890&sr=1-1" target="_blank">『ロマンティック・デス～月を見よ、死を想え』　（幻冬舎文庫）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433603382X/ref=rm_item" target="_blank">『魂をデザインする～葬儀とは何か』　（国書刊行会）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/%8D%C5%8A%FA%82%CC%83Z%83%8C%83%82%83j%81%5B-~%83%81%83%82%83%8A%83A%83%8B%83X%83%5E%83b%83t%82%AA%8C%A9%82%BD%81A%8A%B4%93%AE%82%CC%8E%C0%98b%8FW~-%88%EA%8F%F0-%90%5E%96%E7/dp/4569773109/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=12525124" target="_blank">『最期のセレモニー～メモリアルスタッフが見た、感動の実話集』　（PHP研究所）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/むすびびと―こころの仕事-一条-真也/dp/4883204804/ref=sr_1_36?ie=UTF8&s=books&qid=1253385324&sr=1-36" target="_blank">『むすびびと～こころの仕事』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/結魂論―なぜ人は結婚するのか-一条-真也/dp/4880861588/ref=sr_1_1/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802942&sr=1-1" target="_blank">『結魂論～なぜ人は結婚するのか』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/老福論―人は老いるほど豊かになる-一条-真也/dp/4880861596/ref=sr_1_3/503-2362700-0915941?ie=UTF8&s=books&qid=1173802972&sr=1-3" target="_blank">『老福論～人は老いるほど豊かになる』　（成甲書房）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/世界をつくった八大聖人-人類の教師たちのメッセージ-一条-真也/dp/4569699391/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1208108381&sr=8-1" target="_blank">『世界をつくった八大聖人～人類の教師たちのメッセージ』　（PHP新書）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/面白いぞ人間学-人生の糧になる101冊の本-一条-真也/dp/4884747917/ref=cm_taf_text_link?ie=UTF8&tag=tellafriend-20" target="_blank">『面白いぞ人間学～人生の糧になる101冊の本』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/人間関係を良くする17の魔法-一条-真也/dp/4884748387/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1232896842&sr=8-1" target="_blank">『人間関係を良くする17の魔法』　（致知出版社）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/涙は世界で一番小さな海―「幸福」と「死」を考える、大人の童話の読み方-一条-真也/dp/4883204855/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1257588961&sr=1-1" target="_blank">『涙は世界で一番小さな海～「幸福」と「死」を考える、大人の童 話の読み方』　（三五館）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/茶をたのしむ―ハートフルティーのすすめ-日本人の癒し-1/dp/4774510971/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1197822451&sr=8-1" target="_blank">『茶をたのしむ～ハートフルティーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/花をたのしむ-―ハートフルフラワーのすすめ-日本人の癒し2-一条-真也/dp/4774511862/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1236609278&sr=1-1" target="_blank">『花をたのしむ～ハートフルフラワーのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/灯をたのしむ-―ハートフルライティングのすすめ-日本人の癒し3-一条-真也/dp/4774512133/ref=sr_1_1/375-3301007-2847505?ie=UTF8&s=books&qid=1252520205&sr=1-1" target="_blank">『灯をたのしむ～ハートフルライティングのすすめ』　（現代書林）</a><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/香をたのしむ-―ハートフルフレグランスのすすめ-日本人の癒し4-一条-真也/dp/4774512257/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1260804533&sr=1-1" target="_blank">『香をたのしむ～ハートフルフレグランスのすすめ』　（現代書林）</a><br />
</p>
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